カルシウム不足は太る! 教授に聞いた「ダイエットと骨」の秘密

患者の増加と若年化が不安視される骨粗しょう症。骨といえばカルシウムだが、そのカルシウムには知られざる秘密が多くあった。ダイエットとカルシウムの知られざる関係や、骨を強くする生活について大妻女子大学教授にお話を伺った。

骨折する子どもが増えている。
実際、この20年あまりで骨折する中学生は2倍に増えており(※)、身近なところでも「○○ちゃんが骨折した」といった話を聞くことが多いのでは? 

人間の骨の量は「20歳頃までに決まる」と言われている。子どもだけでなく、母親世代も「まだ若いから」と安心してはいられない。骨粗しょう症は、ある日突然発症するものではないからだ。

わたしたちは、今のままの生活を続けていて、元気な骨を維持できるのだろうか?

骨によい生活や、骨づくりに役立つ成分「MBP」について、大妻女子大学・家政学部食物学科の教授であり、農学博士の青江誠一郎先生にお話を伺った。

骨折の主な原因は「運動」と「食生活」

「骨折する子どもが増えているのは、家でゲームをしたりして、平均的に運動量が減っていることが原因のひとつとしてあります。女の子の場合は運動量がそれほど多くないので、骨の密度が落ちているといえるかもしれません。

ただし男の子の場合は、必ずしも骨が弱いから骨折する、というわけではない。部活をやっている子たちは、やはり骨も強いのですが、それでも骨折する。骨密度が低くなくても、成長期に同じスポーツをし過ぎたり、無理な運動をすることでも骨折しやすくなるんです」

食生活の影響も大きいようだ。
「甘い炭酸飲料などを多く摂ると、そのぶん、牛乳などカルシウムの多いものを摂る機会が減ってしまう。両方摂ることはあまりないので。また、骨にはカルシウムが必要ですが、タンパク質やビタミンCなども必要で、そのバランスが崩れているのも大きな要因でしょう」

小・中学生のダイエットは骨に悪い!

女の子の場合、小学校の高学年~中学生あたりから、自分が「太っている」と思い込み、きちんと食べなくなる子も出てくるという。

「筋肉をつけるために、男の子はタンパク質(肉や乳製品など)をたくさん摂ろうとしますが、女の子は、中学生くらいの骨が一番伸びる時期に、太ることを気にして食べなくなる。最初のダイエットを経験するんです。だいたい12歳頃が、骨が育つピークなのですが、その時期にダイエットして栄養が偏ってしまうと、確実に骨の密度に影響してきます」

小・中学生のうちからダイエットしてタンパク質やミネラル、ビタミンなどが不足すると、大人になって骨粗しょう症に…?

「成長期に骨(骨量)の伸びが落ちるわけですよね。骨を作るスピードが、骨が落ちていくスピードよりずっと早い時期なのに、そのもっとも骨を獲得できるチャンスを逃してしまうことになります。
大人になってから骨を増やそうとしても無理。骨粗しょう症の予防としては、その時期にしっかり骨を増やした方がいいですね」

親のがんばりも欠かせない。
「高校生あたりから、だんだん自分の食生活になっていきますが、それまでは母親と子どもの食生活はほぼ一緒。ですから、母親と子どもの骨密度は相関するんです。お母さんと子どもで、骨密度はだいたい似ていますね」 

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