1曲目の『ENCORE』からファンは両手を上げて熱狂。DJ TUKUTZ(トゥーカッツ)のスクラッチとビートの上で踊るTABLO(タブロ)とMITHRA(ミスラ)の研ぎ澄まされたラップは時にメロウに、時に攻撃的に、その姿は変幻自在。

盛り上がるフロアにペットボトルの水をぶちまけるのが恒例のスタイルだが、『KILL THIS LOVE』から『NEW BEAUTIFUL』では、いったい何本の水が撒かれたのか。ステージの上も下も水浸し。彼らならではの愛情表現も絶好調だ。

これまで日本で彼らのステージを見られる機会がほとんどなかったにも関わらず、ファンは彼らの曲をよく知っている。昨年末に日本で初めてリリースしたアルバム『SHOEBOX -Japan Edition-』に、サビを一部日本語にした曲が2曲収録されたが、基本的に全曲が韓国語。英語パートも多いが、ファンたちはサビやコーラスを韓国語で歌う。

『LOVE LOVE LOVE ft. YOONGJIN (from CASKER)』では大合唱が沸き起こり、『HIGH TECHNOLOGY』では大きなテクノロジーコールとジャンプの嵐。コール&レスポンスもバッチリ。音楽で結ばれる相思相愛、このライブの一体感たるや、洋楽のライブ会場よりも熱いかもしない。