幸せホルモンを作るのは腸だった! 医師に聞いた「腸内環境」の正しい整え方

順天堂大学医学部・小林弘幸教授が「腸内環境とこころ」の調査を行ったところ、腸内環境に問題のある人は、ない人に比べて約2.7倍の疲労感、約2.3倍の焦燥感を感じていることがわかりました。でも、どうして腸とメンタルが密接に関わっているのでしょうか。小林教授、教えてください!

ストレス社会の近年、耳にすることが増えた「サザエさん症候群」。日曜日の夜に気持ちが沈んだり、「はぁ。明日から会社か……」と憂鬱になったりすることを指します。わかるわかる、と共感してしまう女性も少なくないのでは。

こうして落ち込んだり、不安を感じたりする人には「腸内環境が悪い」という意外な共通点が
あるのだそう。腸の健康に関わる著書が多い順天堂大学医学部・小林弘幸教授とヨーグルトブランド「ダノン ビオ」が「腸内環境とこころ」の調査(対象:20~50代女性800人)を行っています。

その結果、腸内環境の悪化状態がわかる8つのチェック項目で、多く当てはまる人ほど休日夜
に落ち込みや不安を感じていることがわかりました。また、「腸内環境に問題あり」に分類さ
れる人の3人に1人以上は毎日、不安感を抱いていることも明らかになっています。

さらに、腸内環境に問題のある人は、ない人に比べて約2.7倍の疲労感、約2.3倍の焦燥感を感じていることもわかりました。でも、どうして腸とメンタルが密接に関わっているのでしょうか。小林教授、教えてください!

小林弘幸教授

幸せホルモンは腸で作られていた!

「『第二の脳』とも呼ばれる腸には脳と同じ神経細胞があり、セロトニン(通称:幸せホルモ
ン)の90%以上が腸管で作られています。便秘でダメージを受けると腸内が炎症を起こし、腸内細菌(善玉菌20%/悪玉菌10%/日和見菌70%)のバランスが崩れ、セロトニン量が減ってしまうのです」(小林教授、以下同)

便秘の定義は便の出ない日が3日以上続くこと。お腹が張る、あのイヤ?な症状です。小林教授によると、便秘患者はうつ状態にもなりやすいのだとか。セロトニンが不足すると、この他にどんな症状が現れるのでしょうか。

「セロトニンには不安感やイライラを抑える働きがあります。不足すると怒りっぽくなったり
、やる気がなくなったり、疲労感が出やすくなったりと、精神的に不安定な状態になります。
ひどくなると自立した生活ができなくなる可能性も」

生きたまま腸まで届くビフィズス菌が便秘解消のキーマン!

つまり、なんとなく心が晴れない、幸せな気分になれない、モヤモヤすることが多い……そん
な人は腸内環境を整えるのが先決。具体的にはどんなことから始めればいいのでしょうか。

「まずは腸がきちんと動く状態を作りましょう。外側からの刺激(運動)と内側からの刺激(
食事)を両方与え、常に良い腸内環境にしておくと、便が滞留することはありません。加えて
、睡眠はベストだとされる7時間を確保してください。睡眠不足になると副交感神経の働きが
低下し、腸がぜん動運動しなくなり、ドブのような汚い腸になってしまいます」

今日からでも始められる「腸内環境改善習慣」として、食事と運動について教えていただきま
した。

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