働くママがやっている自愛時間の作り方

続いては、IT関連のコンサルタント職を行う傍ら、起業してビジネスリュックを製造・販売も手掛ける、働くママの横山加代子さん。とっても忙しそうですが、自愛時間は持っているのでしょうか?

横山加代子さん(以下、横山)「はい、持っています。子どもが生後3か月を過ぎたころから定期的に子どもと離れて自分の時間を作るようにしていました。主に、夫や保育園の協力を得て確保しています。

日常の余裕時間は夫の協力で作ります。朝、保育園に子どもを送るのは夫の担当のため、見送ってから出勤までの30分~1時間を自分の時間にあてています。

その他、月に1回は土曜日に外出、平日の有給休暇利用で半日~1日自分のために使うなどもしています。家族の時間がなくならないよう、夫とうまくスケジュール調整しています」

実際、どんなことをどんな風に行っているのか、いくつか聞いてみました!

細切れ時間に読書

横山「細切れ時間に本を読んでいます。仕事や起業関連の本が多いです。書店に買いに行く時間があまり取れないので最近は電子書籍で読んでいます」

自分のメンテナンス

横山「自分のメンテナンス時間として、美容院に行ったり買い物に行ったりします」

友人との食事でリフレッシュ

横山「リフレッシュのために、友人と食事に行きます。育児話、家庭の話、趣味の話、仕事の話など友人によって話題がさまざまで、定期的に会話をすることで刺激をもらいます」

自己実現としての複業

横山「複業として、ビジネスリュック販売の仕事をしていますが、これは私にとって自己実現のための時間。具体的にはブログを書いたり、新商品のデザインをしたり、打ち合わせしたりと、ほとんど自宅でできる作業ばかりです。自宅の空きスペースに在庫棚とPCを置いて仕事場にしています」

読書や自己実現など、レベルの高い自愛時間をうまく取っている横山さん。自分の時間を確保するコツを教えていただきました。

横山「時間の長短より、家事育児から離れる時間をとることがポイントだと思うので、すきま時間にすぐできることをいくつか用意しておくのがおすすめです。私の場合はスマホに電子書籍アプリを入れ、読みたい本を常時2~3冊ダウンロードしてあります。

また、ブログ記事を書くことで頭の中が整理させることもあるので、ブログアプリもスマホに入れています。

また『母親が一人の時間を持つことが当然だ』という価値観を、夫婦で共有することも大切だと思います。生まれた直後は自分も育児に没頭してしまうと思いますが、こうした価値観が根付いていれば、罪悪感を持つことなく家族や託児サービスに甘えられ、気持ちにもゆとりが生まれるのではないかと思います」

働く3児のママがやっている自愛時間の作り方

最後は、中学2年生、小学5年生、年長の3姉妹を育てるプロダクトマネージャーの生田かおりさん。3年間の専業主婦時代を経て、次女が1歳になったときから保育園に預け働き始め、フルタイムで働いているそうです。そんな忙しいママとして、自愛時間は確保できているのでしょうか?

生田かおりさん(以下、生田)「現在は娘たちが年齢的にかなり手がかからなくなってきたことと、働く環境が柔軟になったことで、テレワーク勤務の日を増やす、お客様先への直行直帰にするなど予定を調整しやすい状況になったので、比較的、自愛時間は取りやすくなりました。

最近の自愛時間は、カフェで仕事をしたり、ひとりで仕事をしながらランチをしたりする時間です。たまに贅沢なランチを取ることも増えました。

基本的に仕事が大好きなので、これまでも働く時間が一番の自愛時間となっていました。子どもがまだ小さく大変だった時期も、寝かしつけた後にビールを飲みながら、たまった仕事をこなしていく時間も自愛時間のひとつでした。」

実際、どんなことをどんな風に行っているのか、いくつか聞いてみました!