AMEMIYA (SMA)
'78年生まれ、千葉県出身。コンビとしてお笑い活動をスタートした後、バンドを組んで活動するなどしたが'10年よりピン芸人に転向。'11年のR-1ぐらんぷりで脚光を浴びて以降は、テレビをはじめさまざまなメディアに露出。『HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP』のプロジェクトでは「陸前高田市に捧げる歌」を作成し、話題を集めた。
■過去3年の戦績:2009年…出場せず
         2010年…出場せず
         2011年…準優勝

昨年、彗星のように現れ、優勝した佐久間一行とデッドヒートを繰り広げたのが彼。「冷やし中華はじめました」など、街角で出会う文字から繰り広げた妄想を歌に乗せるというネタには、審査員も絶賛。孤高の“シンガーソングライター芸人”として一躍脚光を浴び、なんと大会後にはその名も「冷やし中華はじめました」でCDデビューも果たしたほど。自分で自分のことを「AMEMIYA」と呼ぶのが特徴、でもある。

――昨年に引き続いての決勝ということで。
AMEMIYA:いやあ、ありがたいですね。
――決勝進出を聞いたときの心境というのは?
AMEMIYA:事務所の社長が、準決勝に行ったAMEMIYAとキャプテン渡辺、ウメとMORIYAMAを集めて電話を待ったんですよ。それで「AMEMIYAと渡辺が決勝に行った!」と。そんな状況では素直に喜べないですよね(笑)。ひとりだったら「いいぞ、AMEMIYA!」ってなってましたよね。
だって前回、準優勝させていただいたおかげで、いいことがたくさんあったので。

――たとえばどんな?
AMEMIYA:引越しとかもできまして。北千住にいたんですけど、そこからなんと鶯谷に。
――鶯谷ですか(笑)。それは、また…。
AMEMIYA:ま、だから前回準優勝だったので、残すは優勝。そして優勝した暁には! 気持ちよく引退できると思います。
――えっ!?
AMEMIYA:いやいや、まったくそんなつもりはないですけど。…ってすいませんAMEMIYA、まだまだ勉強中の身なのでボケに失敗してしまいましたが(笑)。一生懸命、歌わせていただきます。
――今回、ネタの時間が4分から3分になったというのは、大きいじゃないですか?
AMEMIYA:4分で想定して曲を作ってましたのでね。ただまあ、足すのではなく削る作業なわけで…だいぶ影響ありました。きつかったです(笑)。でもブラッシュアップしたと思えば、ね。
――優勝するためには2曲必要なことに関しては?
AMEMIYA:昨年の3曲に比べたら、いい条件なのかなと思います。ただ、あと一曲がまだ完成しきってないようなところがあるので、ブラッシュアップブラッシュアップで。あ、ブラッシュアップって言葉、最近覚えました、はい(笑)。
――(笑)。そんなAMEMIYAさんのライバルは?
AMEMIYA:ハリウッドザコシショウです。
――…………。
AMEMIYA:すいません。同じ事務所なもので…つい(笑)。でも真面目に言っても、やっぱり同じ事務所でありつつ、僕と同じで2年連続決勝進出のキャプテン渡辺には負けたくないですよね。それと他事務所で言うと、やっぱり昨年も決勝で会ったヒューマン中村。彼もブラッシュアップ組ですから…使い方、あってます? さらにもうひとりあげるとすれば、サイクロンZ。実は彼、僕と養成所が同期なんですよ。
――あ、そうなんですか。
AMEMIYA:ただ、あいつその前に違う養成所に行ってたんです。きたねえやつなんですよ(笑)。
――よくわかんないですけど(笑)。でも本当、これまでに2回だけ出て、その2回が決勝進出ってすごいことですよね。
AMEMIYA:本当ですか!? だとしたら、それはAMEMIYAにとりまして、またひとつのブラッシュアップになるんじゃないでしょうかね。
――では意気込みのほどを。
AMEMIYA:♪今年も~、はじまったR-1ぐらんぷり、ピン芸人の聖戦~、燃えています、ただ気になることは、ぐらんぷりが平仮名ってこと、AMEMIYA! 優勝、目指します~!
――文字なのに歌で(笑)。ありがとうございました。