4. 貯蓄は先取りして積み立てる

最後に“貯蓄”についてです。とりわけ子供が生まれて直ぐ始めてほしいのが教育資金の積立です。

目安は大学進学時に200万円貯められているのが理想です。

子供が0歳から毎月1万円を18年間貯めていくと216万になり目安の金額達成となります。

ところが5歳で始めると積立ができる期間は13年になってしまうのでトータル156万円となり60万円も差が出ます。

既にゴールが決まっているので、時間を味方につけて少しでも早く始めることが大切です。

教育資金と同時に老後資金のための貯蓄は子育て世代にとって義務だといっても過言ではありません。

お給料が入ったらこれらの貯蓄は先取りしてしまいましょう!

方法は銀行の定期預金、教育費なら学資保険でもよいですし、勤務先の財形貯蓄制度の利用や金利を味方につけて資産形成されたい方はつみたてNISA、iDeCo(個人型確定拠出年金)を始めてみるのも良いでしょう。

いかがでしょうか。消費税増税や社会保険制度の先細りに負けず、描く夢の実現を目指してお金のマネジメントスキルを日々磨いていきましょう。

渡邉詩子(わたなべ うたこ)
キッズ・マネー・ステーション認定講師。阪上保険事務所。ファイナンシャルプランナー、家計整理アドバイザー

「見えないお金」が増えている現代社会の子供たち。物やお金の大切さを知り「自立する力」を持つようにという想いで設立。全国に約300名在籍する認定講師が自治体や学校などを中心に、お金教育・キャリア教育の授業や講演を行う。2023年までに2000件以上の講座実績を持つ。公式サイト「キッズ・マネー・ステーション