すべてが揃った“住みよい街”はやっぱりあそこ!

住みよい街の条件としてよくいわれるのが、交通の便がよい街です。都心への所要時間も大切ですが、多少遠くとも始発駅であれば座って通勤・通学できるのでラッシュでもストレスは感じません。

ただし、交通の便がいくらよくても、生活するのに不便を感じるようでは元も子もありません。

私の場合、新宿・渋谷に一路線で行ける町に住んだことがありますが、近くにスーパーマーケットが一軒しかなく、特に書店がないことに不便を感じました。では、どういう街が、住みよい街なのでしょうか?

それは歴史がある街です。

歴史があるといっても情緒あふれる街であるということではありません。昭和、それも戦後から高度経済成長期にかけて進化を続けてきた街です。

これらの街の多くは、駅前に商店街があり、駅近くにマンションが建ち並び、それを囲むように一軒家が並んでいます。行政サービスが利用でき、学校や公園、図書館、病院があり、近年はシネコンやスポーツジムなどを含むショッピングモールなども建っているようなところです。

こういう街は、高齢者から若い家族まで幅広い世代が住んでおり、地域イベントなども盛んです。(一方、一気に街を造り上げるニュータウンでは世代が偏ってしまい、街自体が老朽化してしまうといった現状です)。

これらすべてが揃った街がどこかといえば、やはり吉祥寺ということになってしまいます。
ですから、人気があるのは当然のことなのです。

しかし、吉祥寺に住むには住宅価格も家賃も掛かってしまいます。そこで、私たちは何かを諦めながら、家探しをしていかなければなりません。