処分することに罪悪感を持たない

本当に必要ないと思ったら、処分をするのも全く問題ありません。むしろ「もらったものは捨てられない・・・」と無理して保管するほうが、精神衛生上よくありません。

全ての物は、分解すると微粒子になり、エネルギーを発しています。どんな物質からも、人は、何らかの影響を受けているのです。散らかったデスクより、スッキリと整理されたデスクのほうが仕事がはかどる、というのはこのためです。

処分するときには「ありがとう」と言葉をかけて捨てると、気持ちもスッキリ。捨てることへの罪悪感を、手放してしまいましょう。

欲しい人にあげるための、専用ボックスを作る

「自分はいらないけど、誰かが使うかも」と思えるものなら、専用ボックスを作ってストックしておくのもいいでしょう。バザーやフリマなど、活用できる機会があるかもしれません。

ばらばらに収納すると忘れてしまうので、一か所にまとめておくのがポイント。必要とする人が現れたときに、思いだしやすくなります。ラッピング用の袋やリボンなどを、一緒にしまっておくと便利。さっと可愛くラッピングして渡せば、相手も喜ぶはずです。

フリマサイトに出品するなら、こんなことに気をつけて

フリマサイトに出品して必要な人のもとに届ける、という考えもアリだと思います。自分の利益のためではなく「必要な人に役立ててもらう」という気持ちで、格安にして出品するといいでしょう。

ただし”頂いたものを売る”というデリケートな観点から、配慮は必要。

万が一、贈り主も同じフリマサイトを利用していて、自分がプレゼントしたものが売られているのを見たら…。どんな気持ちになるか、想像がつきますよね。

1.出品する時期をずらす

もらった直後に出品するのではなく、ある程度、期間を置いてから出品しましょう。

2.知り合いが推測できるプロフィールにしない

プロフィールのアイコンやアカウント名は、自分とは全く関連のないものにするのがいいでしょう。

3.商品説明に注意

間違っても「もらったけど、好みに合わなかったので出品します」などと書いてはいけません。

4.取引完了したら、履歴を消す

買い手が現れ取引が完了したら、出品履歴から削除しておきましょう。



以上、少々困ってしまうプレゼントへの対処法をお伝えしました。相手の気持ちを害さず、そして、自分が我慢することもない、丁度いい方法を選んで、活用してみてくださいね。

 接客コンサルタント。ひとり一人の魅力を輝かせる接客マナーの専門家。資生堂ビューティコンサルタント、キッザニア東京スーパーバイザーのキャリアを経て、講師として活動。女性視点の丁寧さあふれる接客術は「すぐに実践できる」と高い評価を得ている。述べ3000人以上の指導経験を持ち、幅広く支持されている。