3. 「優しい=彼女」なの!?

「会社の部署に新しく配置されてきた年下の社員がいて、あれこれと面倒をみていました。

気が弱くてあまり自分の意見は言えないタイプだけど、仕事ぶりは真面目だし一生懸命なのでついプライベートにまで口出しするようになって、ちゃんと線は引かないとダメ、と思っていました。

あるとき、彼から『風邪をひいたので休みます』と連絡があり、一人暮らしだから心配はしたけどお見舞いに行くのはちょっと踏み込みすぎかな、と思いやめたのですが、夜中になって『熱が下がりません』『何も食べてないからしんどい』とバンバンLINEが入って。

あわてて起きて彼の家に行くと、『彼氏が風邪で寝込んでいるのに、どうして看病してくれないんですか?』って真っ先に言われてさーっと血の気が引きましたね……。

『こんなに優しくしてくれるんだから、付き合っているもの』と思っていたそうです。それから会社でもしっかり距離をとるようにしました。反省……」(33歳/営業)

こちらの女性は、「私がプライベートなことまでつっこんで話していたから、彼女だと思わせたのかも」と頭を抱えていました。

あえて好きだとか付き合ってくださいとか言わなくても、「これだけ気にしてくれるのだから、彼女なのだろう」と受け取ってしまうのは、女性慣れしていない男性によくあることです。

距離感を間違えると、こんな勘違いも起こるのですね。

「俺のこと好きでしょ?」と思い込んでしまう男性には、こちらの気持ちをしっかり確認しなくてもいいという甘えがあるのが特徴。

女性の振る舞いや言葉を自分の都合よく受け止めてしまうのは、恋愛が自分の世界の中でだけ進んでいるからです。

勘違いされていると気づいたら、まず距離を取るのがベター。今までとは態度を変えることで男性にも「現実」に気がついてもらいましょう。