「何の習い事をさせよう」

これは子どもを持つ親の、楽しみな悩み事の一つではないでしょうか。

体を動かす習い事でも、頭を動かす習い事でも、子どもが何かに熱中し、時に失敗しても、それを克服するために一生懸命努力する。子どもの成長を感じることは、親にとって大きな喜びです。

ピアノを習うと頭がよくなる?

ここで習い事について調べたニッセイのアンケート結果を見てみましょう。一般家庭の男女1155人に、「子どもの頃に通っていた習い事」について調査をしました。

その結果、水泳や書道、学習塾、音楽教室、英会話が上位にランクイン。筆者にとってもどれも身近に感じる習い事ばかりが上位に入りました。

同じ習い事に関するデータですが、面白い結果が出たものもあります。東大家庭教師友の会が、東大生202人に対して行った調査によると、同様の問いに対して(学習塾は除外)どのように答えたかと言うと…。

1位は「水泳」65.8%

2位は「ピアノ」56.4%

3位「英会話」32.2%

4位「習字」25.7%

5位「サッカー」19.3%

一見、一般家庭とほぼ同じように見受けられますが、実は東大生の「ピアノ」が、一般家庭のピアノを含む楽器の「音楽教室」に比べて2倍以上だったのです。

「なんとピアノを習っていると頭が良くなるのです」とは言えないものの、「東大」と「ピアノ」の関係に関して肯定的な意見を持つ人は多く、東北大学加齢医学研究所教授の瀧靖之さんも自著『16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える「賢い子」に育てる究極のコツ』の中で「ピアノをはじめとする楽器がおすすめ」と語っています。

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