4: 「好きな人の前ではできないことをしよう」

単なる自分の欲求で言っているだけで「欲望のまま」「激しいことがしたい」という意味です。

そのうえ「好きな人ではないからできる」と本音を言っています。

このセリフを実際に言われたゆうきさん(23歳)は「だからと言ってなんであんたの前で?」と首を傾げてしまったそうです。

5: 「たまには違う男としてみたくない?」

これは典型的な男性の考えです。女性の思考や心理をまったくわかっていないセリフですね。

女性は多数の男性と身体の関係を持つことを遺伝子にはインプットされていません。男性とは正反対で「一人の人だけ」がインプットされています。

いろいろな男性と関係を持つことは危険でしかありません。

6: 「癒し合おうよ」

これは、癒し合うではなく「癒してほしい」という意味の言葉ですね。他のセリフとは違って、少し甘い言葉ですが早い話が「体の関係を持ちたい」と言うこと。

「癒し合う=体の関係になる」の美化したセリフです。

「自分の存在がなんで癒しになると思ってるの? 癒し系でもないのに(笑)」と、前出のなるみさんは嘲笑していました。

いかがでしたか?

これらは男性たち自身の願望の言葉です。俺が楽しみたい、さらけ出したい、できないことしたい、他人としたい、癒されたい。それを「君もしたいでしょ」と言い換えています。

さすがに「セフレになって」とは言えないのでこう発するのです。わん曲的に、しかも美化して言うことにより自分を正当化しています。

これらのセリフを黙って聞き入れてしまうと、了承したとみなされます。

のちのち「これじゃまるでセフレじゃないの」「早く彼女にしてよ」と反論したら、「あのとき了承したのに」と男性側が反論してくる可能性も。

意味不明と思ったら、すぐに「どういうこと?」と聞きましょう。何もない、下心もない話なら短くはっきりと説明するはず。

とにもかくにも、口車に乗せられてうっかりセフレになっていた……なんてことがないように気をつけてくださいね。

たえなかすず:歌人。短歌を詠むことが好き。ブラブラとOL時代を送ったあと結婚し、二人の娘の母になった恋愛コラムニスト。他恋愛サイトでも連載中。昭和マニアなのでいつも昔に思いをはせています。恋愛の話と面白いネタに食いつきます。趣味は映画観賞とマラソン。