【撮影:宮脇進】

ナイトメアというバンドは、ビジュアル系業界で大きな存在感を示すバンドだ。2000年結成、数々のヒットソングに恵まれ、たくさんのファンに長年愛されてきた。

彼らの結成20周年目を記念してのライブが、先日2月11日に横浜アリーナで行われた。

そして、今回のライブは結成20周年を記念するだけではなく、彼らの復活ライブだった。ナイトメアは、2016年から2020年まで、活動休止をしていたのだ。

ヴォーカルであるYOMIの発声障害の治療のための活動休止となっていたが、その後活動再開のアナウンスは3年間なかった。メンバーの個別の活動は盛んだったものの、ファンとしては5人揃った姿を見たかっただろう。

だからこそ、今回の20周年でのナイトメア復活は、喜びの声をもってしてファンに迎えられた。ファンたちはどれほどうれしかったことか。もちろん、筆者にとっても。

ということで、今回はライブ会場の様子やファンの声を織り交ぜたライブレポート記事としてお送りさせていただこう。ぜひナイトメアの魅力を改めて認識していただけたら幸いである。

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  • 撮影:宮脇進
  • サイネージ広告を記念撮影しているファンも多数
  • 【撮影:宮脇進】
  • 雄叫びを上げる柩(Gt)【撮影:宮脇進】

「活動休止ライブ以来だね!!」開演前のエモい光景

復活ライブの会場は横浜アリーナ。当日は開演前からファンたちが開場前に集い、警備員が多数配置されていた。

しかしエキサイトしすぎたり、公道にあふれ出して警備員に注意されるといったこともなく、粛々と敷地内に収まるファンたち。

横浜アリーナの入り口前にたくさんの人が集った

そこここで「久しぶり! ●年ぶりじゃない!?」「活動休止ライブ以来だね!!」といった会話が聞こえた。

ナイトメアでつながった友だちが、ナイトメアの活動休止とともに連絡も少なくなり、そして復活ライブで再会する…。バンギャルの絆を感じさせる光景にとてもエモさを感じた。

中には気合いの入ったコスさん(メンバーのコスプレをしたファン)の姿も。柩(Gt)ファンのコスさんは特に目立つ人が多い、と筆者は感じた(笑)。

サイネージ広告を記念撮影しているファンも多数

結婚や出産など人生の転機を迎えた人もいれば、卒業したり就職したりライフステージが変わったという人もいるだろう。だが、復活ライブにかける意気込みはそれぞれのはずだ。以下、ファンへのアンケートの回答をご紹介する。

Q.今日のライブに向けて気合いを入れてきたことは?

 

気合いで風邪を治した (20代後半・女性・ファン歴15年)

コスプレ準備と曲の聴き込み! (20代後半・女性・ファン歴10年)

3年ぶりに柩さんのコスの準備をした (30代・女性・ファン歴10年くらい)

 

久しぶりのコスプレをすると、パーツが足りなかったり衣裳の一部が劣化していたり、色々と大変なことは察するに余りある。

コスプレの方もそうでない方も、みなさま素晴らしい気合いで臨まれていて、筆者はとても感激した。

また、インフルやらコロナウィルスやら流行している昨今、ファンもメンバーも体調管理は大変だったことだろう。元気に集えたことも、みんなの努力によるものだと実感したいものである。