親からの質問で子どもの「考える力」が育つ!

人は質問されると、それに答えようとして考えます。そのため、親が子どもにたくさん質問していれば、子どもの考える力は自然と育っていくといいます。

「学校でどういうことがあったのか」「そのときどう思ったのか」など日常的なことを質問によって聞き出していきましょう。

状況を知らない人に説明するのはなかなか難しいものです。お母さんにわかってもらうように説明しようとすると、子どもは頭を使ってよく考えるでしょう。

また、人に話したり、説明したりすることによって頭の中が整理され、理解が深まることもありますよね。ですから、子どもが勉強した内容についても積極的に質問するのがおすすめだそうです。

人から褒められて子どもの前で謙遜するのはNG

子どもは他の人に褒められると、目を輝かせてお母さんの顔を見ます。

それなのに、お母さんが謙遜して「うちの子は、そんな大したことありません」などと言ってしまったら、子どもはがっかりしてやる気を失ってしまいます。

褒められたら謙遜するというのは、大人の中の暗黙のルールであり、子どもは知らないことです。子どもはお母さんの言葉をそのまま受け取るので「自分は大したことないんだ」と思ってしまうでしょう。

ですから、他人から褒められたときは「ありがとうございます。そんなふうに言っていただけるなんて、この子もすごく喜びます」と素直に感謝の気持ちを伝えましょう。

子どもはきっと鼻高々になり、もっと頑張ろうという気持ちになれるはずです。

子どものためを思って言った言葉が、逆効果になる場合もあるんですね。『12歳までに「勉強ぐせ」をつけるお母さんの習慣』では他にも子どもを伸ばすための日常習慣が多数紹介されています。

毎日の生活にぜひ取り入れてみてください。

ライター。音楽系の出版社で6年間勤務した後、かねてからの目標であったアメリカでの短期留学を果たし、現地でフリーペーパー制作のボランティアを行う。帰国後は、実用書を扱う出版社にて女性エッセイや心理本などの編集を担当。その後、ライターとしての活動を始める。北欧のヴィンテージ食器が好き。