大切な我が子。だけど、「ずっと一緒にいるのが苦痛…」そんな思いをつい抱いてしまうことってありませんか?

そして、そんな自分に「私って本当にダメな母親…」と、事あるごとに自分を責めてしまっているママも多いのではないでしょうか。

そんなふうに子育てが辛くストレスだらけになってしまうのは、ママ自らが「~しなければならない」という“思い込み”を、知らず知らずのうちにたくさん抱えてしまっているからかもしれません。

今日は、保育のプロである小竹めぐみさんと小笠原舞さんの著書『いい親よりも大切なこと ~子どものために“しなくていいこと"こんなにあった! ~』から、子育てが楽になる考え方をご紹介します。

「しない」子育てで、親も子どももこんなに楽になる!

親の役割ってたくさんありますよね。教えてあげなくちゃいけないこと、してあげなくちゃいけないこと……満載です。

本書では、そんな「しなければいけないこと」を手放して、「しない」子育てをすることを提案してくれています。

教えない

みんなと同じようにできるように、外で恥をかかないように、子どもについつい「ちゃんと教えてあげなくちゃ」という意識を強く持ってしまうママは多いようです。確かに、子どもはこちらが教えてあげないとできないことがたくさんあります。

しかし、それをすべてをママが「教えてあげなくちゃ」という意識でのぞんでいたら、子育ては息苦しいものになってゆくばかり。

また、本書には、「子どもだけではなく、人は試行錯誤してこそ、自分なりの答えに辿りつきます」と書かれています。

確かに、私たち大人も、人から教えてもらったことより、自分でチャレンジして習得したことのほうが、達成感もあるし、身に着きますよね。

「教えない」ことを選択肢のひとつに入れるという考え方は、子どもの成長を促すという意味でも、ママの気持ちを軽くするうえでも、とても大切なことのようです。

生活リズムに縛られない

また、生活リズムに縛られないことも大切だと教えてくれています。

たとえば、「一日三食食べさせないといけない」「お昼13時にはお昼寝させないといけない」「夜は9時までに寝ないといけない」「お風呂はその日の終わりに入らなければいけない」……このように生活リズムにこだわりすぎると、子どもも親も窮屈で心の余裕がなくなります。

考えてみると、私たち大人だって、一日三食食べられない日もあるし、毎日同じ時間に寝ることなんてできないでしょう。

本書では、自分の中で優先順位をつけて、一番優先度が高いものさえできれば、「今日はこれでいいんだ」と自分にも子どもにも花丸をあげていいと書いてくれています。そして、「数字や時間だけにとらわれるのではなく、子ども自身をじっくり見てあげてください」というメッセージも伝えてくれています。

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