子どもの教育水準がその子の生涯年収を大きく左右する、という話題を耳にするようになった昨今。我が子の教育に、より目を向ける親が多くなるのも自然なこと。

東京都教育委員会の公表の東京都公立小学校での中学受験進学率は約18%にも上ると言われ、地方より首都圏、首都圏の中でも都心に近いほど、その進学率は高くなっています。

そんな中、やはり自分の子も名門中学に…と早い段階から考えているパパママも多いはずです。

しかし、塾の選び方や入る時期、中学受験で子どもが抱えるストレスなど、パパママにとってはわからないことだらけ! 自分自身が中学受験経験者でなければなおさらです。

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今回は、理数系専門塾エルカミノ代表であり、中学受験で成功する子が 10歳までに身につけていることの著者である村上綾一さんにインタビュー。

塾選びから子どもの心のケアまで、中学受験成功の秘訣をお聞きしました!

中学受験に大切なのは子どもの「心の余裕」!入塾にも最適なタイミングがあった

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ーー村上さんは著書の中で、入塾の時期や、塾の選び方も中学受験成功に影響するということをおっしゃっていますが、具体的にはどのように入塾のタイミングなどを決めればいいのでしょうか?

村上綾一さん(以下、村上)「入塾のタイミングやどういった塾に通うか、という部分を見極めるポイントとしては、子どもの心をいかにすり減らすことなく受験に向かわせてあげるかがポイントです。

塾によってはものすごい量のテストを受けさせる塾もあるのですが、小学校低学年のうちは子ども自身が面白いと思える塾に通わせるようにしてください。

これは中学受験を意識していたとしても同じことです。

テストの結果を意識するような塾に通うのは小学校4年生、10歳くらいからで問題ありません。

また、そのような塾に入っても小学校5年生前半くらいまでは、親は子どものテストの点数に一気一憂したり、煽ったりしないことが大切です。

親のそういった言動で、子どもの心がすり減っていってしまい、心の余裕がなくなってしまうんですね。」

「心の余裕」を失くした子どもはどうなっちゃうの?

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ーー中学受験は、親が思っている以上のストレスが子どもにかかってしまうものですよね。もしも子どもが疲弊してしまったり、心の余裕がなくなってしまった場合、子ども自身はどういった状態になってしまうのでしょうか?

村上「まず勉強に無関心になってしまいますし、何事にも無気力になってしまったりしますね。

そもそも自分の小学校時代を思い返すと、やはり子どもらしいハツラツとした感じがあったと思うんですよ。小学生くらいの子どもはそういうものですし。

その子どもらしいハツラツさが消えてきたら、何かが重荷になっていて、心の余裕がなくなっているサインだと思ってください。

もちろん、このような状態では成績も急降下してしまいますし、中学受験も失敗してしまうことが多いですね。

実は、そういったストレスで家庭内暴力に走ってしまったりする子もいるのですが、そのように暴れられる子はまだいいんです。その有り余るエネルギーを、他に向けてあげることができるので。

もし心に余裕がないまま中学受験を乗り切ることができたとしても、疲弊した心の回復には時間がかかります。せっかく入学した中学校で問題を起こす、という事態になりかねません。」

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