男心をガッシリ掴むプロが使う聴く技術3つ

男心を掴むには、先に挙げた3つの聴き方はしないこと。
それに加え、今からご紹介するちょっとした聴き方の技術を使うことで、「妻にちゃんと話を聴いてもらっている」「妻に受け止めてもらっている」と夫に感じさせることができます。

1. ペーシング

相手と波長を合わせながら会話をすることを、『ペーシング』と言います。

話すスピードや、声のトーン、声の強弱、表情や体の動きを合わせることで、相手に居心地いいと感じさせる心理学のテクニックです。

夫の話を聴くときは、夫の話すスピードや声のトーンなどを合わせてみてください。
夫がゆっくり話す人の場合は、自分もゆっくりと。夫が小さい声の人の場合は、自分も小さく。夫が暗い表情で話していたら、自分も暗い表情で。

また、アゴの動きを合わせるのもおすすめです。

話すときは、誰しも顔が動くもの。

顔の位置を全く動かさないで話を聴くと、聴いてもらっている感じがしません。また逆に、あまり大きくうんうん頷かれても、話し手のペースが崩れます。

そこで、アゴの動きに注目します。夫が大きくアゴを動かす人なら、自分も大きく。夫が小刻みにアゴを動かす人なら、自分も小刻みに。

このように相手のアゴの動きに合わせていくと、自然と息が合ってくるので、より相手にとって心地の良い聴き方をすることができます。

2. バックトラック

「あなたの話に興味があります」ということを示すのに効果的なのが、『バックトラック』と言われる技術です。いわゆる『おうむ返し』ですね。
「うんうん」という相槌の合間に、相手の言葉を、同じように繰り返します。

繰り返す言葉は、感情を表す言葉が有効です。
「大変だったんだよ」と言われたら「大変だったんだ」、「本当に疲れたよ」と言われたら「疲れたんだ」という感じです。

感情言葉以外にも、話の重要ポイントと思われる単語があれば、それを繰り返します。

「後輩の伊藤がすごいミスしてさ」と言われたら「へえ、すごいミス!」、「同級生が最近リストラされたんだ」と言われたら「リストラ!」という感じです。

そうすることで、夫は「自分の話にすごい食いついてくれている!」と思い、会話がどんどん弾みます。

3.沈黙

話の途中、ふいに沈黙になってしまうことがあります。
沈黙はなんとなく気まずいもの。また、話が終わったと思って、別の話題を振ったりしてしまいがちですが、本当の聴き上手は、沈黙を「待つ時間」と思って、大事にします。