昨今のブームに乗り、猫の飼育数が1,000万匹(ペットフード協会調べ)に迫る勢いとなった日本。そんな猫を愛する私たちのもとへ、海外から素敵な音楽が届いた。

ミュージックならぬ“ミャウジック”――科学的な見地に基づいて本気で猫を満足させるために作られた『ねこのための音楽 - Music For Cats』だ。

全5曲から構成される『ねこのための音楽 - Music For Cats』は、イギリスで発売されるやいなや注目を浴び、全英チャート33位、iTunes UKクラシックチャート1位をはじめ、“非人間向け音楽”として史上最高位を達成。世界中のメディアでもこのユニークな音楽集がこぞって報じられた。

『ねこのための音楽 - Music For Cats』を作るにあたって、クラシック音楽の名手が徹底的に猫の聴覚を研究。人間向けの曲にはまったく反応しなかった猫たちも、この新しいミャウジック(猫専用曲)には77%が好反応を示したという。

試しにサンプル音源を、筆者宅の猫(4歳・メス)に聴かせた様子を動画撮影してみた。

ほかの猫同様、普通なら初めて聞く音には警戒を示すはずなのだが、『ねこのための音楽 - Music For Cats』がすぐ近くで流れていても警戒心ゼロ。めったに見せないあくび姿を1分のうちに2回も披露するなど、予想以上にリラックスしている様子だった。

人間が聴くと「ちょっと変わったクラシック曲だな」くらいにしか思えないのだが、猫だけに通じる何かが確実にあるようだ。