夫の実家や保育園・幼稚園、子供の病気での職場への欠席連絡など、「気をつかう相手」への電話マナーをお伝えします。

電話マナーを心得ておけば、失礼にならないのはもちろんのこと、ちょっとしたコツを押さえることで、相手から「感じのいい人」と思ってもらうことができます。

気をつかう相手だからこそ、基本事項を知っておきましょう。

「デキる嫁」と思われたい!夫の実家への電話

夫の実家への電話は、少々緊張しますね。礼儀正しくすることは大切ですが、親族ですので、堅苦しくなりすぎるのも考えもの。

基本の電話マナーを心がければ、あまりかしこまる必要はありません。以下のポイントをおさえておきましょう。

かける時間帯を考える

各家庭によって、生活スタイルは大きく違います。あらかじめ夫に、義父・義母の生活スタイルを確認し、電話をしてもよい時間帯を、夫婦で共有しておくとよいでしょう。

相手が出たら、「今、お時間大丈夫ですか?」のひとことも忘れずに。

御礼の電話は「喜びの感情」も伝える

実家から差し入れが届いたり、子供にお祝いをいただくなど、何かしてもらったことへの御礼の電話は、早めに入れましょう。到着した当日か、遅くとも翌日までには入れるのがベスト。

御礼の言葉だけではなく、頂き物やしてもらったことへの”喜びの感情”をセットで伝えるとGOOD。

例えば「○○(食べ物)は大好物なので、とてもうれしいです!」とか「○○(子供の名前)は、いただいたおもちゃに大喜びで、夢中で遊んでいます」など、ひとこと添えると、義父母もうれしいものです。

品のある言葉遣いを心がける

「どこに出しても恥ずかしくない嫁」と思われるには、やはり言葉遣いは重要なポイント。あまりかしこまる必要はありませんが、基本的な敬語は使いこなせるようにしましょう。

また、避けるべきは「すみません」の多用。「すみません」は、主に3つの意味で使われますが、それぞれ、別の言い方があります。

  • 謝罪:「先日はすみませんでした」→「先日は申し訳ございませんでした」
  • 恐縮、依頼:「すみませんが」 →「恐れ入りますが」
  • 御礼:「たくさんのお土産、すみません」 → 「たくさんのお土産をありがとうございます」

いかがでしょうか。「すみません」で表現するよりも、上品な印象ですね。何でも「すみません」で代用しないようにしましょう。

学校・幼稚園・保育園にまつわる電話マナー

連絡網は、正確さが肝心

連絡網は、内容を正確に伝えることが肝心です。連絡内容を受けとる際は、必ずメモを残しましょう。

内容を復唱して確認することも忘れずに。「〇〇が△△になる、ということでよろしいでしょうか。」と繰り返して、正しいかどうか、相手に確認をとりましょう。

また「1と7(いちとしち)」「BとD」など、聞きとりにくい言葉には要注意。7は「なな」と発音する、BとDは「ボールのB」「ドライブのD」など、明確な言葉に置きかえて伝えるなどの工夫をしましょう。