姿勢の良さは、将来の成功にも必要不可欠

「からだのゆがみ」というと、見た目の問題だけでは?と思うかもしれません。

しかし、著者が有名塾の先生などから聞いたところ、子どもの姿勢のよさと成績の良さはほぼ比例するというのです。逆に、姿勢の悪い子はすぐに気が散ってしまいひとつのことに集中することができないといいます。

また勉強面だけでなく、自信を持てない子が姿勢をよくすることで劇的な変化が起きたり、精神的に安定するということもあるそう。

これは大人になっても同じ。一流の仕事をしている人たちに共通しているのは姿勢がよく、パワフルに働いても疲れにくいパランスのいい筋肉を持っていることだといいます。

「性質のよいからだ」は成功をおさめるために最も重要な資質なのです。

まずは身近なことから姿勢を修正していこう

とはいえ、子どもの姿勢を矯正するにはどうしたら……そう頭を抱えてしまうママも多いでしょう。

姿勢を正すことは勉強面や子どもの精神面にも良いとは言っても、そこでママが気負って突然厳しくしつけしてしまっては、子どもも戸惑ってしまいますし、ママ自身のストレスにもなりかねません。

まずは、食事の時に背筋を伸ばして「いただきます」「ごちそうさま」を言うなど、子どもの負担にならない部分から始めてみると良いですね。

普段のお散歩やお出かけの時に、「ママの真似っこをして歩いてみて」とママがちょっと大げさに姿勢を正して歩いてみるなど、遊びの要素を取り入れることで子どもも自ら自然な形で姿勢を正す習慣を取り入れてくれるかもしれません。

いかがでしたか。本書では実際にどのように「からだのしつけ」を行えばいいかを知ることができます。

また、「開脚型抱っこ紐」や「やわらかい靴」など実は子どもにとって悪影響を及ぼしかねないという衝撃的な事実も!

子どものからだを正しく知り、一生の財産になる「からだのしつけ」をしてあげましょう。

ライター。音楽系の出版社で6年間勤務した後、かねてからの目標であったアメリカでの短期留学を果たし、現地でフリーペーパー制作のボランティアを行う。帰国後は、実用書を扱う出版社にて女性エッセイや心理本などの編集を担当。その後、ライターとしての活動を始める。北欧のヴィンテージ食器が好き。