以前、イタリア料理研究家の北村光世さんに
このチーズの面白い食べ方を教えてもらいました。
チーズをおろし金で削り、ボウルなどに入れます。
そこにエキストラ・ヴァージン・オリーブオイルを注ぐ。
これで準備完了。

 

 

あとはアルデンテに茹でたパスタを和えるだけ。
「そんなんで本当においしいの?」
疑問に思う人も多いかもしれませんが、
旨いんです、これが。

 

 
 

エキストラ・ヴァージン・オリーブオイルはできるだけいいものを用意してください。
ここで紹介したカニーノ 一番搾りDOPは倉敷の平翠軒 [http://www.heisuiken.co.jp/index.asp] や、
西武百貨店やそごう各店舗にある平翠軒コーナーで購入できます。

北村先生のお宅でこのパスタを初めてご馳走になったとき、思わず唸りました。
レストランでは絶対に出てきません。
というか、料理とは呼べないぐらい簡単です。
けれど、チーズとオリーブオイルの香りが絶妙。
このチーズとオリーブオイルさえあれば、誰でもすぐに作れます。
癖になる味です。

パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズの表面には固い皮がついています。
「ワックスでも塗ってあるんじゃないの」と思いたくなります。
定期的にブラシをかけているため、
ワックスを塗ったかのようにてかっていますが、すべてチーズです。
なので、この固い皮も食べられます。
もちろん、そのままでは固いだけで旨くもなんともありません。

ナイフで薄く切る。これをオーブントースターで数分焼く。
焦げると苦いので、焦がさないように注意してください。
冷めて固まれば完成。

パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズの皮が、酒のアテに変身します。
このチーズをブロックで買うときは、皮がついたものを選んでいます。
食べ終わったあとのオマケも愉しめるのが、このチーズのいいところ。

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関連リサーチ
どのチーズがいちばん好き? [ http://ure.pia.co.jp/articles/-/7908 ]

東京五輪開催前の3歳の時、亀戸天神の側にあった田久保精肉店のコロッケと出会い、食に目覚める。以来コロッケの買い食いに明け暮れる人生を謳歌。主な著書に『平翠軒のうまいもの帳』、『自家菜園のあるレストラン』、『一流シェフの味を10分で作る! 男の料理』などの他、『笠原将弘のおやつまみ』の企画・構成を担当。