自分の顔を鏡で見るとき、写真で見るとき、ちょっとした角度の違いで、あっ!っと驚くほど美人増しに見えたり、逆に「写り悪すぎ」とつっこみたくなるほど、酷かったりすることってありませんか?

資生堂が20代~40代の女性516名を対象に実施した調査によると「自分の顔について、好きな角度や好きではない角度がある」と回答した方が、なんと全体の64%もいたんです。

多くの女性が、ちょっとした角度で、見た目の印象が変わってしまうことを痛感しているのが伺えますね。

では、どうすれば自分にとって最高に美人映えする角度、いわゆる“ゴールデン角度”を見つけることができるのでしょう。

今回はその方法を、調査結果とともに詳しくご紹介します。

フォトギャラリー顔のタイプ別「ゴールデン角度」を写真で見る

自分の最高と他人からの最高は違う!?

よく、“自分にとっての1番と、他人にとっての1番は違う”なんて言いますが、今回の調査でも、そのようなことを感じさせる結果が出ました。

「自分で魅力的・素敵だと思う顔の角度と、他人から見られた時の魅力的・素敵な角度は違うと思いますか?」と聞いた質問では「そう思う」と答えた人が51%とほぼ半数なのに、「分からない」と回答した人が44%にのぼったのです。

また、「他人から見られた時の、自分の魅力的・素敵な角度を知っていますか?」という質問でも「知っている」と答えた人は、なんとわずか7%しかいなかったんです。

自分の中で、最高だと思っている角度がたとえあったとしても、いざ他人からと言われたら、自信がないという人は多いようです。

日本人女性の平均で見る、ゴールデン角度とNGゴールデン角度

そこで、資生堂が独自に制作した3Dモデルの表情画像を用いて、実際に角度による顔の見え方の違いを検証。

その結果、平均的な日本人の顔だちサンプルにおいて、最も魅力度が高い、つまり美人に見えるゴールデン角度は“縦:上に10度、横:左に30度”の角度になりました。

またこの角度は“最も年齢が若く見える角度”“最も肌にハリがあると感じる角度”とも一致したんです。

その一方で、最も老けて見える、つまりゴールデン角度とは程遠い角度として“縦:下に20度、縦:正面0度”が最多に。

つまりは、正面、しかも下からの角度は老けて見られやすいことが明らかになりました。

しかも最も若く見える角度が具体的に何歳に見えるかというと、平均23歳に対し、最も老けてみる角度は平均34歳。

同じ顔にもかかわらず、角度が違うだけで見た目年齢に10歳以上もの差が生じたのです。