新体制で心機一転! 新たな歩みを進めるグループ

さて、ここからはステージを限定せずに、それぞれの括りでご紹介していきましょう。まずは、現在の体制を初めて拝見するグループ。それぞれのグループが新たな歩みをどのように進めていくのか、注目してみました。

ヒップホップ感満載! 歩き続ける「lyrical school」

お馴染みリリスクこと「lyrical school」は、今年大きな変化の時期を迎えました。tengal6として結成された2010年からのオリジナルメンバーのayakaさん、meiさん、amiさんが今年2月にグループを去り、hinakoさん、yuuさん、risanoさんという3人の新メンバーが加入。

現在の中心となっているのが、ロングヘアも似合うminanさん(2013年加入)と、ますますはじけるようなパフォーマンスを見せるhimeさん(2015年加入)。minanさんが加入したTIF2013のステージは、ウレぴあ総研でもレポートしています。いやはや、本当に世代が入れ代わりましたね。

新体制になってからの『夏休みのBABY』は、これまでも名曲を連発してきたリリスク流サマーソングの流れをしっかり受け継いでいます。ベースラインがEW&Fの『Let’s groove』を下敷きにしているのにもニヤリ。「夏最高!」の連呼には、「マス対コア」、いや「まず太鼓!」なんてフレーズが頭をよぎったり。

 

サンプリングやパンチラインの元ネタが問われるヒップホップって、過去の遺産をしっかり受け継いで未来につなげていくジャンルでもあると思うんです。そう、リリスクのヒップホップは、まだまだ続く物語!

成熟し、気品あふれる新体制に「Party Rockets GT」

現在は「SUPER☆GiRLS」に所属する渡邉幸愛さんが在籍していたのが、パティロケこと「Party Rockets」。その後メンバーチェンジと改名を経て、現在は「Party Rockets GT」として、5人編成で大活躍中です。

無印パティロケ時代は、リーダー渡邉さんを中心にして、若いエネルギーで突き進むような力強さが印象的でした。2012年のアイドル横丁夏まつり出演時のレポートを見ると、ネコ耳をつけていたのが懐かしい!

現在は、レースの付いた衣装も相まって、気品すら感じさせてくれます。アイドルシーンが成熟していくにしたがって、パティロケも美しく成長しているのでしょう。現在の5人で聴く『セツナソラ』は、新たな魅力を放っていました。

真夏の海辺に現れた白昼夢、「STARMARIE」

アニメ主題歌などで人気の5人組、スタマリこと「STARMARIE」。現在の5人体制を新体制というには遅すぎるかも知れません。2014年に現体制になってから、すでに3年。中野サンプラザでのワンマンライブを成功させるなど、安定した人気を誇ります。

実は、6~7年ほど前、よくスタマリのライブにお邪魔していたんです。個人的に現体制を生で見るのは初めてでした。当時からのメンバーである木下望さん、高森紫乃さんが、巨大ステージ横丁1番地に立つ姿は感慨深いものが。2人とも、本当に美しく成長しています。

妖しいアナウンスに導かれ、ステージに登場し、純白の衣装で風に吹かれる5人は、まるで絵画の中から抜け出してきたよう。溌剌としたライブアイドルらしさが印象的だったころとは、醸し出す雰囲気が全く違います。

横丁1番地のセットリストは比較的明るい楽曲が多かったですが、それでもスタマリの作り出す異世界が会場を包み込んでいました。ラストには、楽しい夏ソングを披露。こういう一面も良いですね。

 

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