妊娠線クリーム選び 失敗しない3つのポイント

――妊娠線対策の重要なカギは「保湿」であることがわかりました。次に、妊娠線クリームの選び方のコツを教えてください。

1.保湿力の高いもの

最も重要なのは、保湿力です。サンプルなどで、ぜひ手に取ってみて、お肌が十分に保湿されるかどうかをチェックしましょう。

2.クリームの伸びの良さ

広範囲に塗るので、よく伸びて塗りやすいということは重要なポイントです。塗りやすければお手入れもラクなので、毎日のケアが継続しやすいというメリットもあります。

3.「プレママ向け」がおすすめ

妊娠すると身体にも心にもさまざまな変化があるので、つわりのときにも使える無香料のものであるとか、妊娠期の敏感な肌にも使える低刺激のものであるといった、プレママ向けにつくられた妊娠線クリームがおすすめです。

産後、赤ちゃんにも使えるという点が考慮されている商品もあります。

――妊娠前から使っているボディクリームをそのまま妊娠線クリームとして使う方もいるのでしょうか?

小林さん「弊社のサイト『ピジョンインフォ』で会員様向けに行ったアンケートによると、「妊娠してからマタニティ用のクリームに変更した」というプレママは62.8%、「一般向けのものを使っている」というプレママは31.4%でした。

多くのプレママがマタニティ用の使いやすさを実感しているようです」

――妊娠線ケアのオススメの方法を教えてください。

小林さん「お肌が温まっているお風呂上がりに塗るのがオススメです。

妊娠線ができるのは、おなかだけではありません。妊娠すると平均して2カップもサイズが上がるバストや、脂肪がつきやすい太もも、お尻、ニの腕にもできることがあるので、おなかと同様に保湿しましょう。

そして何よりも、保湿ケアは妊娠初期から臨月まで、毎日続けていただきたいですね。できていないと油断して、最後の出産直前にできたという話も聞きます。使いやすいクリームで、ストレスなく毎日のケアをして、無理なく続けていくことをおすすめします。

――最後に、妊娠線を気にしているプレママにメッセージをお願いします。

小林さん「きれいなおなかのために乾燥は大敵。特に秋から冬にかけては要注意の季節です。

妊娠すると肌質が変わって、かゆみが出てしまうほど乾燥するプレママもいると聞きます。何よりも、「保湿」が一番です。お気に入りの妊娠線クリームを見つけて、リラックスしながら保湿ケアを続けていただきたいですね」

お腹が大きくなり始めてからでいいや……と、ついつい後回しにしがちな妊娠線ケア。実は妊娠初期から始めることが大切です。

「ケアしておけばよかった……」なんて後悔のないよう、しっかりとクリーム選びからこだわりたいですね。

産後、赤ちゃんと一緒に使えるクリームもいっぱい! 楽しみながら妊娠線のケアクリームを選んでみましょう。

取材協力:ピジョン株式会社/国内ベビー・ママ事業本部マーケティンググループ 保湿ボディケアクリーム担当/小林梨沙さん

<参考>
妊娠線ケアアドバイス
妊娠線ケアアドバイス

「ママたちの集いの木 Neem Tree」主宰/編集者。出版社時代はティーン誌やママ雑誌の編集長を歴任。2013年独立。現在はママ向け媒体を中心に編集・ライティングを行う。7歳。3歳・1歳の男の子のママ。