湧水・博物館・珍路線・工場……組み合わせいろいろ車両基地めぐり

日本全国に点在している車両基地。そのなかでも、ちょっとヘンな基地とその周辺の面白い話題を紹介しましょう。

 

小田急・喜多見検車区唐木田出張所(鶴見川源流域)
小田急多摩線の唐木田駅に隣接する車両基地。小田急の車両のほかに、乗り入れ先の東京メトロ千代田線の車両などが停泊する。小高い山々に囲まれ、すり鉢状の谷間にあるような基地で、一般道から車両群を見下ろすことができる。また、この南側に鶴見川の源流域があり、緑に囲まれた湧水エリアで深呼吸するひとときも体感できる。


 

名古屋市交通局日進工場(レトロでんしゃ館)
名古屋市営地下鉄鶴舞線と名古屋鉄道豊田線の境界、赤池駅ちかくにある車両基地。名古屋市交通局の鉄道工場・基地で、その敷地内に市電・地下鉄保存館「レトロでんしゃ館」が併設されている。館内には市電のほか、「黄電」と呼ばれた名古屋市営地下鉄100形の保存車両のほか、鉄道模型やシミュレーターなどが展示・設置されている。


 

博多総合車両所(JR博多南線)
東海道・山陽・九州新幹線などで活躍するJR西日本の新幹線車両基地。N700系などの「のぞみ」で活躍する形式をはじめ、700系や500系といった人気車両もこの基地に停泊する。この基地の最寄り駅、博多南駅と博多駅を結ぶ約9キロの線路は博多南線として旅客化された在来線(九州新幹線と並行)で、片道290円で新幹線車両の旅(約9分)が体験できる。


 

新津運輸区(新津車両製作所)
信越線・羽越線・磐越西線が交わる鉄道の要衝、新津(新潟県)。この駅には、いまも現役で走る国鉄形気動車キハ40系などが休む新津運輸区が隣接し、ブルルンというディーゼルの音と、排気ガスの匂いを感じることができる。また、その南には、JR東日本の最新車両が量産されている新津車両製作所があり、“工場萌え”もいっしょに体感できる。

上記4つの現場のほかにも、ポコッと空いた時間にひとり気ままに過ごす“舞台”はいっぱい。外出先の空いた時間を楽しむ手段として、チェックしてみてはいかがでしょう?


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