美容は女性だけのものと思っていませんか? 男性でも自分の髪の毛や肌の状態に無頓着でいると、30代以降、あっという間に若々しさをなくしてしまうかも。

「見た目で大切なのは、顔立ちよりも若々しさと清潔感。特に肌は第一印象に大きく関わります」と話すのは美容皮膚科医の堀江義明先生。

肌のエイジングサインが目立ち、髪もボサボサでは、いくら能力があっても、仕事上の評価も上がりにくいというもの。

男性には美容法についてよく知らない人も多いですが、スキンケアではまず自分の肌質を知ることが大事。

「男性に多いのは顔を洗ってすぐにベタつく脂性肌ですが、乾燥したりピリつきやすい乾燥肌や敏感肌の人もいます。肌質によってケアの方法が違ってくるので、自分の肌質を把握しておきましょう」(堀江先生)

今回は、堀江先生の書籍『男は見た目が9割 美容皮膚科医が教える嫌われない男の美容大全』から、男性こそ取り入れたい5つの美容法についてお伝えしていきます。

「男性こそ取り入れたい美容法」5つ

1 男性こそフェイスパック

「フェイスパックは、ずぼらなおじさんたちにこそオススメな簡単エイジングケアグッズです」と堀江先生。

洗顔後は化粧水や乳液で保湿をすることで、乾燥が防げますが、フェイスパックなら1つで一度に肌の潤いを補うことができます。

「肌がテカリやすい脂性肌の人には、肌を引き締め、ベタつきを抑えてくれる収れん成分が含まれているものを。引き締め成分やハリ成分などと書かれています。
肌が荒れやすい敏感肌の人は香料、着色料、パラベン、アルコールなどが使われてない低刺激のものを選びましょう」

出典(『男は見た目が9割 美容皮膚科医が教える嫌われない男の美容大全』)

2 男性こそUVケア

肌老化の原因の8割は紫外線。日焼け止めは、「晴れた日だけではなく、天候に関わらず毎日塗るべき」と堀江先生。

「太陽光線を無防備に浴び続けると、肌にシミ、シワ、たるみといった老化現象が現れるようになります。これを光老化ともいいます。
この紫外線から肌を守るのがUVケア。紫外線は、天候に関係なく肌に届いているので、紫外線の強い時期は曇りや雨の日も要注意。日焼け止めを持ち歩き、こまめに塗るようにしましょう」

出典(『男は見た目が9割 美容皮膚科医が教える嫌われない男の美容大全』)

通勤や外回りが多い男性は、特に日焼けのケアをしたいですね。

3 たるみ予防にはストレッチ

加齢とともに肌の弾力が落ち、たるみが出てきますが、頬が落ちたり、二重あごになるなど、実年齢よりも老けて見られるたるみには御用心。

「加齢によるたるみは誰もが避けて通れませんが、紫外線対策や保湿などできることはあります。たるみ解消には表情筋のトレーニングよりも、姿勢です。
猫背や首や顎だけが肩よりも前に出ている“首猫背”は、顔の皮下脂肪の肥大化で、たるみを引き起こし、悪化させる原因になります」

出典(『男は見た目が9割 美容皮膚科医が教える嫌われない男の美容大全』)

猫背には簡単なストレッチを習慣化させましょう。

ヨガの「猫の伸びのポーズ」や首周りのストレッチでたるみの防止を。