基本は自分たち発信でバンドをやっていくのが一番いい

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――デコトラや演歌チャート1位など、話題性のあるバンドだと思うんですけど、こういった発想はバンド側で考えているのでしょうか。

幸樹:基本は自分たち発信でバンドをやっていくのが一番いいのかなと思うので。

――最初にアルバムジャケットをデコトラにしようと言ったのはどなたなんでしょうか。

幸樹:僕ですね。
 

ひヵる  拡大画像表示

ひヵる:彼が「デコトラを撮りたいな」ってポロッと言ってて、それが実現する形になりました。

幸樹:このデコトラは本当に走ってるトラックなんですよ。今も日本の何処かで走っているんでしょうね。ジャケットのアートワークも自分たちで意見を出しています。PP印刷のホログラムはどれにするかだとか、紙質や紙の厚さをどうするかを考えるのもすごく好きで、俺はそれも含めて自分たちの作品だと思っているので、今は「ジャケ買い」っていう言葉も聞かなくなってきましたけど、そこはすごくこだわっています。

――では、全国各地の「ゆるキャラ」とコラボするというのも、皆さんでお考えに? 
 

 
玲夏  拡大画像表示

ひヵる:最近ではレコード会社の方の意見も取り入れたりとかしています。ゆるキャラに関してはレコード会社の方からのアイデアですね。

幸樹:ゆるキャラは盲点でしたね……。自分たちでやりたいことやアイデアはいっぱいあるんですけど、ゆるキャラというのは自分の中になかったんで、考えた人はすごいなって(笑)。

玲夏:会社の人たちもダウトを面白がってくれて、色々なことをやらせてくれるんですよね。ゆるキャラとのコラボもその一環だったり。

幸樹:ただアイデアのひとつに「雪まつりでライブしたい」というのがあったんですが、それは「(寒さで)弦で指が切れるからダメです」と却下されましたね(笑)。
 

――CDをリリースした時のインストアイベントも、たいていは「ミニライブ」「握手会」なところを、じゃんけんをしてよしよしかビンタかを決める「よしよし会 or ソフトビンタ会」など、趣向をこらしていると伺っています。

幸樹:他と同じようなことをやりたくないなというのはあって。だからと言ってビンタがいいのかというとわからないですけど(笑)。

ひヵる:来てくれているファンの子が、喜んでくれるような、笑ってくれるようなのがいいですね。