MCもたっぷりで『CDショップ大賞』に凱旋!――ももいろクローバーZ

 

2番手はアルバム『バトル・アンド・ロマンス』’12年に大賞を受賞したももいろクローバーZが、『CDショップ大賞』のステージに凱旋です! いつものように『overture』でステージに飛び出し、『Z女戦争』からライブがスタート。この後に登場する相対性理論・やくしまるえつこへのリスペクトを感じる選曲にニヤリ。
 

ん? 高城れにが身に着けているのは、去年の『CDショップ大賞』のステージで着ていたCDジャケット(衣装的な意味で)だ! 去年は「あくまでこれは私服」と言い張ってましたが( http://ure.pia.co.jp/articles/-/3821?page=5 )、この日のMCでは「年に一度見られるか見られないかの幻のジャケット」と説明。さすがにプライベートでは着られないのでしょうか。

 

 

 

この日のステージは楽曲は計4曲と少なめで、その分MCがたっぷりという構成。終始グダグダなやり取りが繰り広げられていきます。高城れにが「たっちゃん、れにをトイレに連れてって!」「トイレは汗で出せー!」と迷パンチラインを連発すれば、佐々木彩夏は『サラバ、愛しき悲しみたちよ』のイントロを「♪ドゥドゥドゥ」となぜか口で歌い出し、百田夏菜子がそれをツッコもうとするも「お前らバカなのか!? 今の状態は至ってしょうじょう……ん?」とカミカミ、玉井詩織だけが冷静にツッコみ続けるというカオスを生んでいました(ノド治療中の有安杏果もちゃんとジェスチャーで参加!)。
 

 

そんなゆるいMCが長めだったからか、パフォーマンスのキレのよさと圧倒的な盛り上がりが逆に引き立っていた気もします。近作シングルで固めたセットリストも、昨年の大賞受賞からの1年をプレイバックするかのようでなかなか意味深いものを感じました。

また現在療養中の有安杏果は、この日もボーカルのパフォーマンスはなし。でも欠落感どころか、むしろ彼女の存在感、そしてももクロのチーム力はぐんぐん上昇しているように感じました。ももクロの歌のスパイスであり要でもある彼女の歌声が戻ってきたとき、きっと数段レベルアップしたももクロパフォーマンスが生まれるに違いありません。

SET LIST
~S.E.~overture Z !!!
1.Z女戦争
~MC~
2.猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」
3.労働讃歌
4.サラバ、愛しき悲しみたちよ