4 1年間のシミュレーション

たとえばメガバンクで週1回ATMの時間外手数料を払い、親や家族の口座など他行の口座に月に3回3万円以上振り込むと、年間の手数料は16,380~20,160円になります。しかし、住信SBIネット銀行のキャッシュカードなら預金残高や時間帯に関係なく手数料は全てタダになります。勿論私自身もこの恩恵を受けて助かっています。

なお前述のように他行への送金が非常に多い方は野村信託銀行の口座も保有されるといいと思います。

5 便利な機能

手数料や金利のほかにメールを使った便利な機能もご紹介します。

前述の住信SBIネット銀行ではクレジットカードなどの口座引落し予定日の前にお引落し内容をお知らせする「メール通知サービス」を利用できます。さらに、万が一の"うっかり"残高不足の場合でも、メールで即時お知らせなので、「当日中のご入金で、当日中にお引落し」への対応が可能です。

また同様にご自分の設定によりATM利用の都度、あるいは振込送金を完了した都度、振込入金があった都度、メールを受け取る、ということが可能です。

私の場合には、まず給料日やオークションなどで入金があったことをメールで確認しています。さらに家族の銀行口座や家族が通う学校が指定する銀行などへ送金手続きをし完了する都度メールで確認できています。あまり考えたくも無いですが、キャッシュカードや銀行口座を悪用されて出金されたとしても直ぐにメールで判別できるという安心感もあります。


※2013年2月末日現在の情報です

SBIホールディングス株式会社イー・ローン事業部長。紹介するカードは自身で使った経験に基づく。ライフスタイルに応じたカード選びの助言と解説には定評がある。
1991年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。日本債券信用銀行勤務の後、1999年よりSBIグループにて証券業、確定拠出年金業などの立ち上げ・推進に従事。現在はローン比較サイトのE-LOAN、クレジットカード比較のAllカード比較、信用力診断サイトのmyscoreなどを運営するイー・ローン事業部長。SBIマーケティング株式会社取締役、PT. SBI(Strategi Bisnis Infoyasa)取締役を兼務。2011年10月から1年間、月刊誌BIGtomorrowにて「カードで節約!最強の裏ワザ」を連載。Twitter