ステッカー制作の「痛本舗」に聞く! 入門! 痛車の作り方

簡単にできるなら、自分好みのイラストを車に貼って走らせてみたい。そんな人のために痛車用ステッカー製作のプロフェッショナルが、〝痛車の作り方〟を指南する!

珠玉の痛車たちをギャラリーで紹介してきたが、車の素人でも、痛車はきちんと作れるのだろうか? そんな疑問を解決すべく、痛車用にオリジナルのプリントステッカーを製作・販売する「痛本舗」((有)田中看板)の運営責任者、田中憲明さんに聞いてみた。

「好きな絵柄で画像データを作り、業者にステッカーを発注して、車に貼るだけですから、どなたでもできます。一般的なのは一枚絵を貼るプリントステッカーですが、より気軽なものなら、着脱可能なマグネットステッカーも。その他、文字やイラストをカットしたカッティングステッカーもあるので、デザインや用ィルム」も。外からは絵が見えて、中からは外がしっかり見える、メッシュタイプ素材で、車体を広く使うことが可能になる。途に合わせて組み合わせたり、使い分けるのがいいでしょう」

ちなみに、ステッカーを貼るには春が最適な季節だそう。冬はステッカーに柔軟性がなくなり、夏は暑さで柔らかくなりすぎるため、きれいに貼るのが難しいとか。それでは、一度貼ったステッカーはどれくらい保つのだろう?

「粗悪なものでなければ、3年以上は確実に保ちます。ただ、ボンネットは直射日光があたりやすく、またエンジンをかけると熱くなり、劣化しやすいので質の良いフィルムを使用されることをおすすめします」

さらに凝った痛車を作りたいなら、窓に貼る「シースルーフィルム」も。外からは絵が見えて、中からは外がしっかり見える、メッシュタイプ素材で、車体を広く使うことが可能になる。

業者と相談しながら作れば、決して難しいものではなさそう。まずはマグネットから試してみては?
 

痛車デビューの基本の“き” ステッカーを貼ろう!

Step1 清掃

貼りつける場所の埃や油汚れを取り除く。 早期に剥がす予定のある場合は、ワックスをかけておくと後できれいに剥がすことができる。 (曲面施工時はワックスをかけるとフィルムの粘着力が弱くなるので注意)

 

Step2 位置決め

貼り付ける位置を決め、マスキングテープで仮止めする。 (マスキングテープ=粘着力が弱く、のり残りの少ない紙素材のテープ)

 

Step3 分離

リタックシート(転写シート)でステッカーを台紙から分離する。大きいステッカーを曲面などに貼る場合は 半分ずつに分けると施工しやすい。

 

Step4 貼付その1

スキージというヘラで貼り付ける。ポイントは、中心から外側へむけて押さえていくこと。 曲面はドライヤーで暖め、引き伸ばしながら貼るといい。