「DIAURA再生計画」は過去の自分と過去のDIAURAを超える為のプロセス

――その第一弾が「邂逅ノ檻」という5月22日(水)に新宿RUIDO K4で行われるライブイベントですね。

yo-ka:このイベントはDIAURAとMegaromaniaとArt Cubeという、2010年にDIAURAが結成して初めて行ったライブと同じメンツなんです。
その時は俺と佳衣だけというユニット状態でスタートしたんですけど、あの時は今思っても悔しいライブをしてしまったっていうのがあって。それを現在のDIAURAで、あの時に果たせなかった思いを今だからクリアしに行きたい。過去に戻るということはできないですけど、過去を超えて行くことは出来ると思うんですね。そういう想いを込めて1からやり直すつもりで。
過去の自分と過去のDIAURAを超えていく為のプロセスですね。このDIAURA再生計画というものは。

それにMegaromaniaが今年7月に解散するということもあって、どうしても最後に一緒にやりたいっと思って出演をお願いしたら、快諾してくれて。皆さんに感謝ですね。イベントというものは、俺たちだけがやりたいと思っても出来るものじゃないんで。だからホントに、一緒にやってもらうからには最高のイベントにしたいなと思っています。でもやっぱり勝ちに行きたいですね。2年前に、この3バンドでライブをやったときは完全に敗北したと思っているので、今度は勝ちに行くライブがしたいなと思います。
 

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――そして両A面シングル『SIRIUS / Lily』が7月10日(水)にリリースされると。

佳衣:最初に『Lily』という曲があって、この曲はDIAURAの新しい部分を打ち出したくて作った曲なんです。でも、これを出すにあたってやっぱりこれだけだとDIAURAとしてのカラーみたいなものが、物足りないような気がしたので、そこでまたじゃあまたひとつ新たな一面を……と、『SIRIUS』という曲ができて。このふたつを打ち出して行こうということになりました。この2曲は本当に対照的で180度くらい違うものになって、面白いリリースになるんじゃないかなと思いますね。
 

――そして、7月から始まるワンマンツアー「日本独裁計画2013」ですが(※記事末参照)、これまでよりも細かく全国を回っていらっしゃいますね。

翔也:去年1年間、あまり地方へ行けてなかったんです。実際数字を見ても自分たちで満足できる結果ではなかったし。そういった意味でも、これからいろんな地方に行けるのは、すごくうれしくて。これまで興味を持っていても、中々ライブに来れない人たちもいたと思うので、そういう人にもDIAURAを観てもらえればと。

達也:DIAURAとして初めて行く場所もあるということで、今までDIAURAのことをCDやブログ、雑誌などでは知っていても、実際に観るのは初めてという方もいると思います。そこで初めてDIAURAを観てもらって「あーDIAURAは生で観てもカッコいいんだな」って思ってもらえるようなライブができればなと。俺含めて、自分たちも楽しみなので、初めて観る人も今まで観たことある人も、一緒に楽しいライブをしていけたらなと思っています。

yo-ka:昨年はDIAURAの足場をしっかり固めようと活動していた部分もあったのですが、DIAURAは「独裁」というコンセプトを掲げておきながら、東京や関東に留まっていてどうするんだという想いもあって。昨年が足場固めだとしたら、じゃあ今年はどうするかといったら攻めるしか無いでしょう。そして、このタイミングで達也が加入することになって。DIAURAが迷って苦しんだ時期からの脱却というか。

俺たちが新しい扉を開くための再生計画。新人バンドのような、ゼロからやり直す気持ちで挑みたいと思ってるんです。だからこそ、自信を持って全国各地に行きたいんです。もっと、皆に手を伸ばしたいなと思うんですよね。俺たちが掴みに行くっていうツアーですね。もっともっと近くに感じてもらえるバンドになりたいんですよね。もっともっと近くに行きたい。だからDIAURAのことを少しでも気になってる人は観に来て欲しいですね。

佳衣:今自分たちが自信を持って打ち出せるものが以前よりもすごく増えたなと思うんですよ。それで、そういったものをもっと全国の人に、とにかく1人でも 多くの人にDIAURAを見て貰いたいなという気持ちが凄く強くて。地方のライブは良くも悪くもあまり都内で経験できないことも多いので、いろんなアクシ デントだったりもありますし。それもひとつひとつ良い経験になると思うので、そういうのも楽しんで行けたらなと思います。