休日なのに早朝から起こしてくる

「僕は夜型です。平日でも休日でも夜中の3時くらいに寝ます。彼女は逆で早寝早起き型。週末は金曜日から僕の部屋に泊まっていることが多く、土曜朝は7時くらいに叩き起こされるんですよね……。

『週末だから◯◯へ行こう』『混んでるから早めに移動しよう』『余裕を持っていこう』と急かされる。正論だとは思いますが、自分のペースしか意識してなくて、けっこう自分勝手な人だよなと思うことも(笑)。少しはこちらの状況も考えてほしいです」(34歳/出版)

マイペースすぎるのも、ときに相手にとっては迷惑に。「自分が〜したいから」という理由だけで突っ走るのではなく、相手の状況を配慮し、歩み寄った行動に出るのも、ふたりの関係性を長期的にいいものにするには必要なことです。

何でも優柔不断で決められない

「彼女はとにかく決断できない人です。食事に行ってメニューを見て10分くらい悩むタイプ。待っているとキリがないので、彼女の分は納得いくまで悩んでもらい、最初に適当に注文しちゃいますが(笑)。

買い物へ行っても本当に長いです。何度も同じ店を行き来したり、同じ服を2回以上試着したり……付き合わされる方は疲れます。食事はまぁいいとしても、洋服の買い物には2〜3度付き合って以来、同行するのは断るようになりました」(37歳/IT)

決断が早い側は決断が遅い側に対しイラッとしがち。どうして決められないのか? と疑問に思うわけです。

誰かと一緒にいるときは、決断スピードを上げるなり、「別のお店を見てて」と伝えたり、相手の負担にならない配慮ができるようになりたいもの。

食事中にすべての料理の写真を撮る

「食事に行くと、注文した料理をすべて写真に撮らないと気が済まない彼女。しかも撮影しながら皿の角度や向きを変えて、ひとつの料理を何枚も撮ります。

熱い料理は熱いうちに、冷たい料理は冷たいうちに食べたいのに待たされるのは、全然いい気がしません。早く食べさせてくれよ、としか思わない(笑)。写真を撮っている間は、一緒にいる相手のことが頭からすっ飛んでいるんだと思います。」(29歳/スポーツジム)

「食事時の写真問題」はよくある話かもしれません。ひとりで食べているならまだしも、相手がいるなら、長く待たせては気の毒。撮る品数や枚数を厳選するなど、一緒にいる相手への気遣いができると、イラッとされることもなくなるのでは、と思います。

もう少しだけ相手(彼)への気遣いができたり、自分の行動を俯瞰的に見る余裕を持てたりすれば、彼の密かな“イラッ”も積み重なることはなく、お互い気持ちよく過ごせるのではないでしょうか。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。