スーパーなどに売っているヤマザキのサンドイッチパン「ランチパック」、12月に新発売になった味に「白いココアクリーム」と「黒いココアクリーム」というのがあります。「白い」「黒い」と揃えられると不思議と比べてみたくなるのが人間。今回はこの2つの味を比較していこうと思います!










 

そもそも白いココアってよく分からなかったんですが、チョコレートの飲み物は全部ココアってことなんだと思います。パッケージの説明には「ホワイトチョコレート入りの白いココアクリームをサンドしました」と書かれています。一方黒いココアには「ココアパウダー入り」とあります。この2つの味は去年の冬にも出たんですが、今年もさらにおいしくリニューアルして登場しています。

ランチパックのパッケージにはそれぞれの味ごとにキャラクターのイラストが描かれているのですが、今回の2作品は白黒色違いの同一イラストになっています。カップのココアを混ぜる男の子、本を読んでいる女の子のイラスト。どちらか一人が仕事をしていないランチパックイラストは結構見かけますが、まったく遊んでいるようにも見えるのは珍しいかもしれません。とはいえ女の子も「温かいココアを飲みながらやることといえば読書!」ということをアピールしているので、きちんとした精神的貢献をしてますね。イメージは大切です。

   

 









パンはこんな感じ。外見は見分けがつきません。







断面はこちら。はっきりと白と黒です。ホワイトチョコにはカカオの成分のうち、カカオ脂肪しか使われていないので、苦みがほとんどありません。そのかわり「白いココアクリーム」にはバニラが入っているので単純な甘さだけではない香りがあり、食感はジャムのようです。パン全体でロールケーキのような仕上がりになっていておいしいです。

一方「黒いココアクリーム」はチョコレートらしい苦みのあるココア味になっていて、クリームにも少し硬さがあるのが特徴です。こちらはパンっぽいです。パンに「パンっぽい」と言うのもどうかと思うけど。

   

 









トーストしたものとレンジで温めたものも美味しいです。写真は上がトーストしたもの、下がレンジで加熱したものです。温めると中身が思った以上に熱いときがあるので気をつけてくださいね。

基本的にトーストするとざっくり、レンジで温めると水分でしっとりします。意外かもしれませんが試してみるとレンジで加熱だけしても独特の良さがあります。「白いココアクリーム」はトーストするとクランチ入りのチョコのような食感が楽しめ、バニラの風味も強く感じられます。レンジの場合はミルキーな感じが引き立ってきます。

「黒いココアクリーム」はトーストするとピーナッツバター的な食感に近づき、レンジで温めるとチョコの苦みと甘さがより前面に出てくるぞ。要するにどっちをどうやってもおいしいんだけど、すこしずつ色んな違いがあるのでみんなも色んな食べ方を試してみてね!

どちらも126円で2枚入り、全国のスーパーやコンビニのパン売り場に売ってます。この味の他にも期間限定や地域限定のものが多数登場しています。

かやま・てつ 漫画家、ゲーム作家。自作のインディーズ出版者ごっこ「ドグマ出版」で自分に漫画新人賞を与えてデビュー。著書に『ランチパックの本』など。mixiやmobage、GREEなどのゲームアプリや、iPhone向けのゲームも制作。公式HP