メキシコ料理に欠かせない食材と言えば「アボカド」。日本でもサラダにしたり、マグロとあえてわさび醤油で食べたりと、とてもなじみある食材の一つではないでしょうか。
アボカドは分類上は野菜ではなくフルーツ。美容にも健康にも良いとされているアボカドは、地球上のどのフルーツよりも栄養価が高いということで「ギネスブック」にも登録されているほど。果肉は脂肪分を多く含むため「森のバター」と呼ばれることもありますが、その脂肪分のほとんどは不飽和脂肪酸というもので、血中コレステロールを増加させる心配が少ないと言われています。
男女問わず人気のある「アボカド」ですが、もし今度おうちでアボカド料理を作る際には中の「種」を捨てずに取っておいて下さい。実は、その種を発芽させて「アボカドの木」を育てることができるのです。しかも、とても成長が早い植物のためお部屋の観葉植物としても最適です。
そこで今回は、アメリカのウェブサイト「inhabitat」に掲載されていたアボカドの育て方を参考に、誰でも簡単にできる「アボカドの木」の作り方を紹介します。ぜひ参考にしてみて下さい。
ステップ1:種の準備をする
まずアボカドから種を取り除き、綺麗に水洗いをします。アボカドは基本スーパーなどに売られているもので構いませんが、冷蔵庫で一度冷やされると発芽しない場合があります。スーパーに並ぶ前に流通過程で冷やされている場合もありますので、発芽しない場合は購入店舗を変えてみたりするといいかもしれません。
ステップ2:種につまようじを刺す
アボカドの種には上下があります。わずかに尖った方が「上」となり、そこから芽が出てきます。また、平らな方は「下」となり、そこから根が伸びるようになっています。
アボカドの種を発芽させるためには根が出てくるまで水に浸けておくのですが、それは種の下半分だけとなります。水の張ったコップに種の下半分だけが浸かるように、つまようじを使ってアボカドの種を浮かせるように「足場」を作ります。このときのポイントはつまようじは下向きに刺すこと。そうすることで、種をより深くコップの中に沈めることができますよ。
ステップ3:日当りの良い場所で保管する
あとは種の下半分だけが常に浸水している状態を保ちながら、芽が出てくるのを待ちます。水の入ったコップは静かで日当りの良い場所に置き、蒸発などによって中の水を切らさないように注意します。また、コップの水は定期的に交換をしてカビやバクテリアが発生しないようにします。