資格はあるに限る!"夜景検定"がどうビジネスに役立つのか、現役人事が分析してみた

現役人事として採用を担当していると、気になるのが履歴書の特技・資格欄。数々の資格の中から、変わりものだけど、筆者が気になる”夜景検定”なるものについて主催者に話を聞き、どんなシーンで役に立つのか、考えてみた。

神戸

採用をしていると、いろいろな履歴書を拝見するが、最近気になるのが資格欄だ。昔からある士業の○○士を学生時代に取得している人は見たことがあるが、最近は日本ソムリエ協会が試験の上、ワインの品質判定に的確な見識があると認めるワインエキスパートや、今はすでに実施が終了したが、列車の時刻表を駆使して、さも西村京太郎の世界のように、その時間に着ける列車名を当てる時刻表検定など、様々な資格が存在している。ある日、履歴書を見ていると、資格「夜景鑑賞士3級」をもっている学生に出くわした。

夜景?あの夜景? その認定資格? いったいどんな資格なのかと思い、早速主催する一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューローにお話しをお伺いした。

夜景鑑賞士=夜景検定ってなに?

 

東京ドイツ村
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この夜景鑑賞士試験、通称では夜景検定といわれている。級は3級、2級、1級に分かれており、第6回開催が始まったばかり。3級は夜景の名所にちなんだ問題が多く、たとえば「昼間の眺望は“陸の松島”に例えられ、夜は県内随一の夜景スポットに。上杉謙信が関東平野の広さに目を見張ったという「謙信平」を擁する県立自然公園にある山は?」などの問題が多く、協会によれば美しい夜景のある場所を知っているというのが検定のポイントとのこと。

2級になると、単なる知識では済まず、たとえば「夜間景観の一層の充実を図ることを目的に「夜景グレードアップ構想・基本計画」を策定した北海道の都市はどこ?」など、現在の夜景を取り巻く状況や、夜景を観光資源として捉え、各地でどのような取り組みが行われているかを問うなど、本格的な勉強が必要だ。

 

東京タワー
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そして最高級の1級となると、呼称はもう「夜景マイスター」。夜景の第一人者と言うべき資格だろう。1級の問題はほとんど公開されていないが、たとえば東京で一晩夜景観光をするなら、どのコースを選択するかなど、実際に実地検分しなければ解けない問題になっているとのこと。単なる知識では絶対に受からず、合格者は過去4回(二級合格者のみ対象のため第一回は実施されず)で378人受験し、たったの20人のみ。合格率は5%前後という狭き門である。

 

みなとみらい
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具体的にどのような方が受験するのかというと、1級はともかく、観光関係の仕事に就いている行政府や民間企業の方、そして観光分野に就職を目指す学生さんも多く受けに来ているか。夜景を観光資源と捉え、どう地域観光の活性化に夜景を取り入れるかを考える良い機会とのこと。単なる夜景好きが集まって作った資格ではなく、夜景を活用してどう観光産業をもり立てていきたいという強い意志が感じられた。なお夜景観光コンベンション・ビューローでは、日本夜景遺産として、夜景の名所として、日本全国、160カ所(2013年現在)を認定している。ここに行けばきれいな夜景が見えると、デートコースにもうってつけではないだろうか。そもそも、夜景が嫌いという人をあまり聞いたことがない。

 

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