パフォーマスと同じく
進化した光るトークセンス

変わらない安心と喜び、そして進化さえ感じたのはパフォーマンスだけではなくMCにも至り、ユーモアとブラック(毒舌!?)に磨きがかかっていた。

再始動してから、テレビや雑誌など数々のプロモーションを行ってきた東方神起。その効果をはかるべく、「今日、初めて東方神起のライブに来たお客さんもいますかね?」(ユンホ)と会場に問いかけると、「は~~い!」とパラパラと手が挙がる。「予想より少ないですね」と苦笑いのユンホに、「新しいファンが増えてないみたいですね」とぼやくチャンミン。スタッフから事前に「再始動してから増えている」と聞いていたようで、「増えてますか?」(ユンホ)ともう一度問えば、「ハーーーイ!」と元気な声が上がる……も、「信用できない~」(チャンミン)とピシャリ。しかし、多くの男性ファンの姿を会場に見つけ、男性だけに「ォウェ~」と叫ばせると、大きな歓声が上がる。これにはふたりともご満悦で、「再始動して頑張って来た“甲斐”がある」と、新たに覚えたという単語を披露し得意満面のユンホだが……。

写真を拡大 東方神起 左からチャンミン、ユンホ

実は、この日、風邪を引いていたユンホは終始、鼻をズルズルズルズル……。声も少々鼻声で、「東方神起のライブを見に来た方、僕、これが真の声ではないからね!」と悔しがるが、チャンミンは「大丈夫です、新しいファンが増えてないから(元の声を知っている人ばかりだから)」と自虐的に突っ込み、これには会場も大爆笑。余程悔しかったのか、再々度会場に問うと、「さっきより若干増えた気がするんですけど、半分くらいは嘘だと思うので……本当に、少ないですね」と肩を落とすチャンミン。

だが、ユンホは「ちなみに、この人はチャンミンていいます。僕はユンホ、ふたりで合わせて東方神起。よろしくお願いします」とまさかの自己紹介をはじめ、「それを知らずにこの会場に来るのはマズイですね」(チャンミン)と絶妙な掛け合いで笑いを誘って行く。「次の曲へ」とアナウスに、恒例の「え~~~」という“おねだり”の声にも、「新しいファンがもし増えてれば、もっとしゃべりたかったんですけど、ショックです」とやさぐれジョーク(本気だった!?)でうまくかわすチャンミンだった。