韓国サムスンがSSDの新製品を発表、新技術で書込み速度を大幅に向上

2013.7.19 17:29配信
「Samsung SSD 840」と新製品「Samsung SSD 840 EVO」の違い

サムスン電子は、7月18日、世界12か国のプレスやブロガーを集め、「2013 Samsung SSD Global Summit」を韓国・ソウルで開催し、SSDの新製品を発表した。新製品「Samsung SSD 840 EVO」は、日本では8月上旬に発売する予定だ。

「Samsung SSD 840 EVO」は、「Samsung SSD 840」の後継製品。製造プロセスは、これまで21nmだったNANDフラッシュメモリが19nmに微細化。コントローラには「MDX」を改良した「MEX」を採用している。ARM-Cortex-R4コアの3基搭載は変わらず、クロック周波数は300MHzから400MHzに、キャッシュ用DRAMは約2倍の最大1GBに強化した。ラインアップは、従来の120GB/250GB/500GBに加え、750GBと1TBを用意する。

新製品の大きなトピックになるのが、“Turbo Write Technology”の実装だ。「840」で初めて採用した1セルに3ビットのデータを記録するTLC(Triple Level Cell)型のNANDフラッシュメモリは、MLC(Multi Level Cell)やSLC(Single Level Cell)に比べて書込み速度が遅いという欠点があるが、その対策として専用コントローラに独自技術である「Turbo Writeドライブ」を採用。これによって、速度を大幅に向上させた。

予備領域の一部を仮想的にSLCとしてバッファに活用し、ドライブがアイドル状態のときに記憶領域にデータを転送。1TBモデルの場合で12GB(TLCで36GB分)、120GBと250GBはそれぞれ3GB(TLCで9GB分)のバッファを確保している。「840 EVO」の順次書込み速度は、120GBモデルが毎秒130MBから毎秒410MB、250GBモデルが毎秒250MBから毎秒520MB、500GBモデルが毎秒330MBから毎秒520MBにそれぞれ高速化した。

このほか、基板上の温度センサを活用して、設定温度の70°Cを上回ると自動的にパワーダウンして温度を下げ、故障を防ぐ機構を備える。

「Samsung SSD 840 EVO」には、Basicモデルのほか、ケーブルなどが付属するKitモデルがある、米国では、120GBが109.99ドル(Basic)/124.99ドル(Desktop Kit)、250GBが189.99ドル(Basic)/199.99ドル(Laptop Kit)/204.99(Desktop Kit)、500GBが369.99ドル(Basic)/379.99ドル(Laptop Kit)、750GBが529.99ドル(Basic)、1TBが649.99ドル(Basic)の予定。国内の実勢価格は未定だ。

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