AlphaSphere nexus

ディリゲントは、英Nu-Desineとの国内代理店契約を締結し、MIDI/OSCコントローラ「AlphaSphere(アルファスフィア)」シリーズの「AlphaSphere nexus」を、9月中旬に発売する。価格はオープンで、実勢価格は11万8000円前後の見込み。

USB接続に対応し、PCやシンセサイザーと接続して、専用ソフト「AlphaLive(アルファライブ)」を使用してカスタマイズしたMIDIメッセージを送信する。西洋音楽の伝統からの脱却を意味するデザインを採用し、音楽技術の進歩と、音楽に対するNu-Desineの考え方を球体で表現した。

パーカッションのように演奏したり、パッドに圧力を加えてサウンドにエフェクトをかけたりできる。LEDライト・システムは、個々のパッドに圧力を加えたり、同時に複数のパッドを演奏したりすることによって、ブルーからグリーン、レッドへと変化していく。

8列のパッドを使って、四つのクロマチック・スケールを球体上でプレイでき、各列への個別のスケールのマッピングにも対応する。

ファームウェアはGNUパブリック・ライセンスを採用。ソースコードはインターネット上で公開しているので、ユーザーが設定をカスタマイズできる。

専用ソフト「AlphaLive」は、「AlphaSphere」をマルチチャンネル、ポリフォニック・アフタータッチMIDIインストゥルメント/コントローラとして使う「MIDIモード」、「Progressive Sequencer」として動作する「シーケンサー・モード」、オーディオ・ファイルのトリガーやループ操作ができる「ルーパー・モード」の3種類のモードを備える。

さらに、専用のIPアドレスやポート・ナンバーを使って、「AlphaSphere」のパッドでオープン・サウンド・コントロール(OSC)メッセージを送信でき、ネットワーク上の複数デバイス/ソースのコントロールに対応する。また、Max/MSP、Pure Data、Processing,GrandVJといったOSC対応ソフトウェアとのやり取りに対応したモードを備える。

対応OSは、Windows XP SP3以降、Mac OS X 10.5以降。