3:年1回のお年玉を管理させる

毎月の決まった額やお手伝い制ではなく、年始にもらえるお年玉という大きな金額を管理させる家庭も。

「私自身は、もらったお年玉を親が管理していて結局何に使われたのかわからなかったのが子ども心に不満だったので、お年玉は子どもにちゃんとあげて自分で自由に使っていいことにしています。

ただ金額も大きいので、1年通してのお小遣いプラス、貯金も少しずつできるようにと教えてはいます」

お年玉ではないですが、誕生日プレゼントとしてまとまったお金をあげて、それをお小遣い代わりにしているというエピソードもありました。

「誕生日のタイミングで欲しいものがなかった娘。特にお小遣いはあげていないんですが、毎月ちょこちょこと欲しい漫画があってそちらに使いたいということだったので、誕生日プレゼント相当のお金を渡して毎月の趣味代として管理してもらっています」

大きなお金を管理するのは、毎月のお金の管理とは違った計画性が必要になりそうです。調子に乗って無駄遣いしていると、早めに使い切って残りの日数所持金ゼロで過ごさなければならず、悲しい思いをすることに。

1年分の見通しを立ててお金を使っていくというのは、なかなか難易度が高いですよね。でも、早いうちからそういう経験をすることで、時に失敗もしながらお金のありがたみを学んでいけるはず。あまりうるさく口出しせず、見守ってあげたいですね。

あげるタイミングも金額も、家庭によってさまざまなことがわかりました。親の金銭感覚や子どものタイプによっても、最適な方法は変わってくるでしょう。

家族で話し合い、然るべきタイミングに、ベストな方法でお小遣いをあげられるといいですね。

エディター&ライター。エンタメ誌などの編集を経て、出産を期にライターに。ミーハー精神は衰えないものの、育児に追われて大好きなテレビドラマのチェックもままならず、寝かしつけたあとにちょこちょこと読むLINE漫画で心を満たす日々。