週末はカラダにやさしいイベントを開催

同スペースでは、週末を中心にイベントが開催されることでも、注目を集めています。「スポーツやカラダに関する本の出版記念イベントなどを中心に、今後さまざまな企画を実施していく予定です」とは内沼氏。

10月14日(月・祝)に行われた初回イベント「いまなぜ、カラダにいいことなのか。」では、『BRUTUS』(マガジンハウス)とデサントが共同で立ち上げたWebメディア「カラダにいい100のこと。」と連動し、『BRUTUS』編集長の西田善太氏や内沼氏、デサント関係者が登壇。

序盤では、西田氏が『BRUTUS』の作り方について語り、後半では、「カラダにいい100のこと。」が生まれたきっかけの話に。およそ3年前に、西田氏が同編集部の伊藤総研氏と、人気があった特集の続編を、スポンサー企業のWebサイト内に「寄生」する形で展開するのは面白いのではないか、との話になったのだそう。当時からその話を聞いていた内沼氏が、デサントに話を持っていったことで、新たにメディアが誕生しました。
 

『BRUTUS』は30年以上に渡って、常に独自の切り口で、特集テーマを深堀りし続けてきた雑誌。デサントは、スポーツやフィットネスの専門雑誌ではなく『BRUTUS』と組むことによって、これまでアスリートやスポーツ愛好者中心に親しまれてきたブランドを、より広い層に伝えることが狙いです。

これから1年をかけて「カラダにいい100のこと。」では、サクッと読める100個の、健康に役立つコンテンツを展開。DESCENTE SHOP TOKYOで開催されるイベントとも連動します。

今後のお店の目標を問われると、「スポーツへの関心が少ない人でも、ぜひお越しいただければと思います。モノを販売するだけではない、メディア化された空間で、ゆっくり過ごしていただけると嬉しいです」とは高瀬重人氏(デサントブランド統括部リテールMD担当)。

中長期的には「切り口のユニークなイベントを通じて、スポーツへの興味関心を少しずつ高めていただき、実際にスポーツに取り組むときに、思い出していただけるブランドのひとつになるよう、取り組んでまいります」と同氏。

スポーツにあまり関心のない人でも、訪れてみると新しい発見があるかも! 独自のセレクトによる本も楽しめます。原宿へ出かけたときには、ショップへ立ち寄ってみてはいかが?

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。