結婚して夫婦になると、恋人から家族になり、次第に恋愛感情は失われていく……。既婚者の友人知人から、そんなショッキング(?)ながら、どこかわかるような気もする夫婦のリアルを聞いたことがある人もいるのでは。

多くの人たちが結婚前、パートナーと恋愛関係にあり、恋愛感情を持っていたはずなのに、その感情が冷めたり減ったり、あるいは完全になくなったりしたタイミングはいったいいつなのでしょうか。

妻側・夫側、双方のエピソードを聞いてみました。

妻側の声

結婚直後

「結婚してすぐくらいに、恋愛感情は冷めた気がします(笑)。同棲期間なしで一緒に暮らし始めたところ、お互いの家事のやり方が気になったり、不満を抱いたりしているうちに、恋人感覚は抜けて、完全に家族化していました。お互い引くことを知らないタイプなので、些細なケンカも多かったんですよね」(女性/31歳/IT)

結婚=生活。互いの素や見たくないところを目にし、現実と向き合って改善していくうちに、ときめき感がなくなってしまうのもわかります。

妊娠中

「結婚して2年くらい経った頃ですかね。妊娠して半年くらいの時期でした。お腹の子どもを一緒に育てるんだとか、親として自覚を持とうとか、いろいろ考えるうちに、恋愛感情はなくなっていて、いい意味での家族愛に変わっていたと思います」(女性/33歳/専業主婦)

子どもができる未来を思うと、現実的なTo doたちがどっと押し寄せてきます。どこの病院で産むか、いつまでに何を準備しておくかetc.、ふたりで現実的なことを話し合ううちに、いつしか恋人感覚は薄れ、家族・同志という感覚が強くなっていくのでしょう。

出産後

「産後、完全に夫への恋愛感情はなくなりました。正直、体のふれあいもあまりしたくない……。でも、嫌いとか憎いとかではないんです。気持ちがなくなってしまっただけで、家族としては可もなく不可もなく、という感じです」(女性/28歳/美容関連)

いわゆる「産後クライシス」は他の女性からも多く聞かれました。夫が育児をほとんどしようとしない、家事を最小限しかしない・したがらないなど、不満を募らせる妻の声が目立ちました。

自分への負担がかかりすぎている……という苛立ちが、夫への恋愛感情を吹き飛ばしてしまうのかもしれません。

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