韓国料理屋にあるべきロースターがなぜないのか?

【釜めし 大統領】 韓国料理屋にあるべきはずのロースターが皆無。ある意味、不思議な光景かも

一番気なっていたことを奥村さんに尋ねた。

韓国料理屋なのに、なぜロースターがないのだろう?

「オーナーが焼き肉よりも韓国の家庭料理を食べてほしかったからです。牛肉の焼き肉こそありませんが、焼きながら召し上がっていただく『サムギョプサル』や、『骨付きヤンニョム豚カルビ』など、豚肉料理の用意があります」

【釜めし 大統領】 辛いスンドゥブを頼むと、刻んだ青唐辛子を入れて作ってくれる

1週間後に再訪した。辛いスンドゥブもできると奥村さんに聞いていたからだ。

辛いスンドゥブを頼んだら青唐辛子が浮かんだ、真っ赤なスープを作ってくれた。辛いというよりも身体が熱くなり、汗ダラダラ。

次回は干しタラがはいった「プゴスンドゥブと釜めしのセット」か、「大統領ビビンバ」を頼もうと思っている。

◼︎「釜めし 大統領
住所:東京都中央区銀座3-8-13銀座三丁目ビルディング 1F
電話:03-6228-6922
営業時間:11:00~15:00、17:00~23:00
定休日:日曜

東京五輪開催前の3歳の時、亀戸天神の側にあった田久保精肉店のコロッケと出会い、食に目覚める。以来コロッケの買い食いに明け暮れる人生を謳歌。主な著書に『平翠軒のうまいもの帳』、『自家菜園のあるレストラン』、『一流シェフの味を10分で作る! 男の料理』などの他、『笠原将弘のおやつまみ』の企画・構成を担当。