不倫のネガティブな影響

不倫相手の会社にその事実を広めるのは、法的な面で見れば良いことではありません。

もし噂の出所を突き止められ、元の発信が由里子さんの仲間であるとわかれば、噂を流した側にも社会的な責任が生まれます。

それでも、由里子さんの仲間が言うとおり黙って引き下がるのは悔しく、結局は男性だけがいい思いをして終わったなんてことは、許しがたいですよね。

このケースでは既婚男性に完全に非があるといえますが、正しく取れる方法には由里子さんが男性に慰謝料を請求する手があります。

独身と嘘をつかれて肉体関係を持ったのなら、その責任は既婚者側が負うのです。

黙って終わらせたくないのであれば、法的に問題にならないやり方を考えるのも自分のため。

一方で、そこまでしても事実が変わることはなく、由里子さん自身の心が落ち着くかどうかはまた別の問題です。

自分の意思に関わらず、不倫に「巻き込まれた」といえるようなこんなケースは、やり場のない思いが募り本当につらいものです。

不倫にはネガティブな影響しかない、と改めて感じます。

相手が本当に独身かどうか、既婚の事実があった人ならなおのこと、関係を進める前にしっかりと確認することが重要です。

不倫相手がついていたありえない嘘。

こんなケースは少なくないとはいえず、相手は好きな人だからこそ、多くの油断が生まれます。

誠意のある人間ばかりではない、と実感させられるのはつらいですが、いつでも「自分の身を守るのは自分」という意識を忘れてはいけません。