カラーバリエーション豊富な「HPH-M82」

ヤマハは、1月29日、スクエアフォルムとツイストしたヘッドバンドがおしゃれなオンイヤー型ヘッドホン「HPH-M82」を発表した。発売は2月中旬。

発表会の冒頭、AV・流通営業本部・猿谷徹部長は、「今日は新製品の発表だけでなく、ヤマハのヘッドホンが再始動するということをお伝えしたい」と宣言。「ヤマハのヘッドホンは、1970~80年代にデザイン性の高いモデルを販売し、ヒットを飛ばした。近年はオーディオ・ビジュアルのサブジャンルとして位置づけてきたが、再び主要ビジネスの一つとして展開していく」と述べ、原点に立ち返って個性的なデザインを追求した「HPH-M82」を紹介した。

スクエアフォルムのハウジングとツイストしたヘッドバンドが、ファッション性と快適な装着感を両立。耳にしっかりフィットして音漏れを軽減する。イヤーパッドは、クッション性の高い低反発素材とナイロン繊維を用い、長時間使用しても疲れにくい設計。ケーブルや頭頂部にもこだわり、ボディと同色をコーディネートし、ファッションの一部として持ち歩きたくなるデザインに仕上げた。約150gの軽量ボディも魅力的だ。

新開発の大口径40mmドライバや剛性と柔軟性をもつヤマハ独自の振動板、タンジェンシャル・エッジでナチュラルな高音質を実現。ケーブル部分には、iOS端末の選曲・音量調整、iPhoneの通話に対応するリモコンマイクを備える。

カラーはジュエリーゴールド、ボルドーブラウン、アーバンネイビー、ソフィスブラック、ピュアレッド、アクティブホワイトの6色をラインアップ。価格はオープンで、実勢価格は1万円前後の見込み。

新製品とあわせて、今後の販売戦略とプロモーション展開を発表。これまで直営店・直販サイト・インテリア雑貨店に限定していた販路を、家電量販店やヘッドホン専門店、ウェブ通販に拡大するとした。ヤマハらしい洗練のデザインと高音質をあわせもつヘッドホンを、より広いターゲットに訴求していく。

また、若年層へのアプローチとして、小・中学校の保健体育で必修になったことなどで人気が高まっているストリートダンスに着目。国内で開催しているダンス大会をスポンサーとして支援することで、ヘッドホンやオーディオ機器のメディア露出を図る。

ストリートダンスの紹介として、発表会には日本を代表する3組のダンサーが登場。世界中のダンス大会で活躍するダンサー・SHUHOさんや、振りつけ師としても活躍する二人組ダンスユニット・THE GALAXXXXY★、舞台やドラマで活躍するダンサー・大貫勇輔さんが、「HPH-M82」をテーマにしたパフォーマンスを披露し、会場を盛り上げた。