冷感ストレスと冬不眠のメカニズム

そもそもストレスは睡眠サイクルに影響を及ぼすものですが、特に「冷感ストレス」は睡眠障害をさらに悪化させてしまう可能性が高いのだそうです。

日常のストレスに加え、「冷感ストレス」を感じると、能の大脳皮質というところにコルチゾールというホルモンが大量に分泌され、その直下にある自律神経にも悪影響を及ぼします。

自律神経が乱れ、リラックスし身体を休ませる副交感神経よりも、日常の活動のために身体を緊張させる交感神経が優位な状況が続くと血管が収縮し、全身の血めぐりが悪くなってしまいます。全身に熱を運んでくれる血のめぐりが悪くなるということは、身体が冷えてしまうということになります。

そして、体が冷え、良質な睡眠をとることができないと、さらに自律神経が乱れてしまい、もっと冷える……という冬の不眠サイクルに陥ってしまうのだそうです。

だからこそ、自律神経を整えること、血めぐりをよくすることが良質な眠りにつながるのです!

 

冬不眠を脱出するために心がけたい5つのこと

人の身体は、寝る前に体温が上がり、身体の表面、特に手足からの放熱が促され、体温が下がることで眠くなります。そのためには血めぐりをよくすることが不可欠です。
それでは、冬不眠を脱出するために心がけたいことをご紹介します。
 

1.首元をあたためる!
首元をほんわかあたためることで、副交感神経に切り替わり、リラックススイッチがON!就寝の30分くらい前に温かいタオルや市販の温熱シートで温めると、眠りやすくなります。

2.湯船に浸かる!
湯船には浸からず、時間がないから、シャワーだけで済ましてしまう……なんて人も多いかもしれませんが、これはいけません!

38度から40度以下のぬるめのお湯にゆっくりとつかると、全身の血管が開き、「血めぐり」がよくなるので、良質な睡眠のためにはできるだけ、湯船に入る習慣を心がけましょう!