Jin-Machine・レジデンス涼羽-178(ていおん!/B) 撮影・千佳

再び”デス山田ひろし”と”新人”が登場し『きよしのズンドコ節』のカバーを披露するも途中からデスメタル調になり、ヘドバンするデス山田ひろしの横で新人もギターを抱えてそれに倣う。続いてスクリーンにはあっつ画伯の手による味わい深いイラストの『紙芝居・桃太郎』が映し出され、「めでたし、めでたし」に合わせて火柱が立つ謎演出で締めくくられる。

無人のステージで(無駄に)噴出する特効。 撮影・千佳

続いてスクリーンにメンバーが映し出され、「このツアーを通して魔法が使えるようになった!」とあっつ、ひもり、木村がそれぞれスクリーンの中から照明やCO2特効を操るという、近年まれに見る"特効の無駄使い"を見せつけてくれた。

Jin-Machine・ルーベラ・木村・カエレ(ドラミ/Dr) 撮影・千佳

衣装をチェンジして再登場するメンバー。後半戦は『さよなら†黒歴史』から始まり、花道中央では涼羽のベースソロに続き、ひもりが"黒歴史ギターソロ"を満面の笑みで奏でる。

『ゴリラ』ではゴリラが登場し、ダンスや写メなど様々なパフォーマンスに興じるも、アグレッシブに動きすぎて途中で疲れてしまったらしく、「ゴリラが最後に元気になるなぞかけを……」とfeaturing16が「今の時期の目黒川とかけまして……明日からの私たちととく……」その心は「チッタ(散った)あとは寂しくなるでしょ!」と見事なオチをつけた。

疲れたゴリラをねぎらうfeaturing16 撮影・千佳
Jin-Machine 撮影・千佳

『二次元シンドローム』ではあっつ、木村、涼羽が花道の上でサイリウムを振りまくり、花道だけでは飽き足らずフロアに降りる木村。「その動きは虫か何か?」と軽く引くfeaturing16。

『シャンゴリラ』、『売れたくて』、『恋してせんべろ』とラストスパートをかけるように連投し、定番の『マグロに賭けた男たち』では、いつものフロアを飛び交うマグロ群の他にバケツに入ったイカを投げまくるfeaturing16。

最後はこのツアーで作られたという新曲、タイトルもそのまま『今日から一歩』を披露。「このツアーを通して残った気持ちは”あなた方、ありがとう”で、その気持ちを込めてお送りします」とfeaturing16。この曲は全員がボーカルをとり、フロアの平民たちにもマイクを向ける。そんなバンドとファンの信頼感から発生する心地よい一体感に包まれて本編は終了した。