ユンホ(東方神起) ©SBS
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――ドフンはダヘの正体に何故気付かないのだろう? という部分が多かったのですが、ユンホさんご自身は演じられている最中もどかしい気持ちになりましたか。

ユンホ「正直言うと、ドフンはダヘの正体を知っていたのではないかと思っています。本当に愛していたからこそ、知らないふりをしていてあげたのではないかと。そして、そんな風に演じてみたかった部分もありました。僕も、周りがみんな彼女の本性を知っているのに、ドフンだけ知らないだなんて、そんな状況はちょっと考え難いと思いましたし、実は、彼は少し馬鹿なんじゃないかなと思う部分もありました(笑)。でも最終的に、『彼女を命懸けで守ってあげたい』という気持ちを行動に移せる彼は理想的な男だったのかな」

――ユンホさん自身とドフンは共通点がありましたか?

ユンホ(東方神起) ©SBS
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ユンホ「ドフンの純粋で真っ直ぐな部分に惹かれました。ドフンを演じるにあたり、『ユンホではなくて、ドフンだったらどうするかな?』といつも自問自答していました。それが撮影中の癖になってしまうくらいにいつも考えてしまって。うまく演じるために、監督や共演者の方々とたくさんコミュニケーションをとったり、相談をしたりしました。『僕はこう思っているのですが、どう思いますか?』などと周りに聞くと、『ユンホがそう思っているのなら、それはドフンが思っていることだよ』と言われ、本当にそうなのかと考えたりもしましたが、『もし心がユンホだとしても、演じている時は100%ドフンだ』と言われて、やっと納得することが出来ました。劇中、お尻を叩かれるシーンが多々あったのですが、その時にアドリブを入れた事があり、そのシーンが使用され、ドフンというキャラの個性に繋がったりもしました(笑)」

――東方神起のメンバーであるチャンミンさんも俳優としての出演作がありますが、お互いの作品や、お芝居についてお互いに話したりするのですか?

ユンホ「『野王』の撮影中は、チャンミンもとても忙しかったので、なかなか時間がありませんでした。僕もチャンミンの過去の出演作を観ましたが、僕はあえて何も言いませんでした。僕らはあえて何か言わなくても、お互いの性格をよく知っていて、悪い部分も良い分も分かっています。ふたりとも一生懸命頑張るタイプだから、あえて何かを言わない方がいいかなと思って。チャンミンもそう思っていると思います」