●ホルモン(マルチョウ)
ホルモンの人気部位「マルチョウ」。醤油や味噌の濃いめのタレを付けてしっかり焼きましょう。脂が多いため、強火だと脂が落ちてしまうので、中火でゆっくり焼きます。

コロコロと転がしながら焼いてもOK。みんなで箸で転がせば、全員参加型のアトラクションとしても楽しめます。

 

●タン
薄切りは表面をカリッと焼いて、裏面は焼かないのがおすすめ。レアな裏面を舌にのせれば、まさにえもいわれぬ味わい。

厚切りのタンは表、裏、側面とまんべんなくゆっくりと火を入れて。厚さ1㎝ほどなら、1~2分くらい皿の上で休ませましょう。うま味が口中で花開く!

 

 

基本3原則 其の1 さわることを恐れない

肉を焼くとき、むやみに肉にさわるのは下品と思われがちですが、これは間違い。表裏、何度もひっくり返して(これを「肉ターン」と呼びます)、適度な焼き加減を見極められるようになることが理想です。

もちろん、薄い肉は長時間さわることはできませんが、すぐに焦げてしまいますから、より注意深く扱う必要があります。「さわる」とは、肉と「対話」すること。網の上で交わす肉との細やかな対話こそ、焼肉の醍醐味なのです。