朝食はしっかりと、エネルギーになりやすいものを

「ごはんと味噌汁が多かったです。そして牛乳とヨーグルトは必須でした。おかずは前の日に残ったものや納豆、鮭フレーク、海苔…、そんな感じでした」(長瀬さん)

「うちは、朝ごはんは軽めにという考えはなくて。朝食べたいものを母にリクエストすると、それが家にある食材でできるものであれば何でも作ってくれたんです。例えば『肉が食べたい』、と言えば朝から肉を焼いてくれたり(笑)。納豆はよく食べていました。特に大粒のタイプが好きです」(小名木さん)

「物心ついてから朝はごはんじゃないとダメでした。おかずは納豆など、かける系のものが多かったです。あとは『アジの開き』とか。今日も食べてきました」(山田さん)

出版イベントには東大卒の菊川怜さんも登場 
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納豆に関しては、東大を卒業されたことで知られるあの菊川怜さんも「運動会のお弁当に『納豆巻き』をリクエストした」ほどの納豆好きで、離乳食の段階から食べていたそうです。

ちなみに菊川さんオススメの食べ方は、「卵・ねぎ・しらす・刻んだトマトをのせる」。
 

 

おやつに甘いものは必要?

「僕の場合、甘いものがあまり好きではないので、おせんべいとお茶、または紅茶だけ飲んで済ませたり。温かいものを飲んでいました」(長瀬さん)

「僕は基本的に甘いもの、なんでも好きでしたね。小さい頃、家で将棋を習っていて、先生と将棋をさしながら一緒にお茶を飲み、和菓子を食べるのが楽しみでした。受験勉強の前には、チョコをひと粒とコーヒー、これで毎日“やる気スイッチ”を入れてメリハリをつけていました」(小名木さん)

「おやつですごく思い出に残っているのは空豆ですね。なぜかよく食べさせられていて、おやつと言えば空豆でした。サヤ付きのやつです(笑) 受験生になってからはバナナですね。バナナを食べると“やる気スイッチ”が入りました」(山田さん)

おやつに関して、小名木さんはいわゆるスナック菓子などを含め「比較的なんでも食べていた」。それに対し長瀬さんと山田さんは、「友達と遊ぶときには食べていた」ものの「家ではあまり食べていなかった」というお答えでした。
 

“育脳”は朝ごはんから

さて、ここまでのお話で気づいたのは、皆さんきちんと朝食を食べ、そしてどちらかというと和食を多く食べる傾向がある、ということでした。

実際、現役東大生・京大生103名を対象に最近行われた調査によれば、1名を除き全員「毎日朝食を食べていた」そうです。
そして小学生から高校時代によく食べていた食材としては、1位「肉」(74.8%)に次いで2位「魚」(67.0%)という結果が。肉も魚もバランスよく食べていたことがわかります(※)。

また、母親の手料理で好きなものは、ハンバーグやカレーの定番メニューに次ぎ、3位「味噌汁」(44.7%)、4位「肉じゃが」(43.7%)、7位「煮物」(36.9%)、8位「焼き魚」(31.1%)、11位「煮魚」(25.2%)と、やはり和食メニューが上位に。世界で注目されている和食、栄養バランスはもちろん“育脳”の面でも大きな関わりがあるのではないか、興味深いところです。