女性ながら"男性よりもかっこいい"男装のファッションモデルとして人気を博しているルウト。KERA、ゴシック&ロリータバイブル、Men's SPIDERなどで活動する傍ら、最近ではドラマや舞台にも活躍の場を広げており、直近では1月21日から博品館劇場で公開となる舞台『ヴァンパイア騎士』への出演が決定している。

そのイケメンぶりから、クールで男性的な性格と思われがちだが、実は明るくおしゃべり好き。さらに、漫画やアニメが大好きな一面も持っているという。いったいどれが本当のルウトなのか。その素顔に迫った。

 

『ヴァンパイア騎士Supported by 青山メインランド』©樋野まつり/白泉社(LaLa)
  

――まずは舞台のお話から聞かせてください。1月21日から舞台『ヴァンパイア騎士(ナイト)』に錐生零役として出演されますよね。どんな役なのでしょうか。

ルウト:『ヴァンパイア騎士』は樋野まつり先生の漫画を原作にした舞台で、吸血鬼(ヴァンパイア)と、彼らを狩る吸血鬼ハンターを描いた作品です。名門・黒主(クロス)学園には一般生徒が通う普通科(デイ・クラス)と美形エリート集団・夜間部(ナイト・クラス)があるんですが、実はナイト・クラスの学生たちは吸血鬼なんですね。

ルウトが演じる錐生零は、吸血鬼ハンターの名家の出身なんですが、両親を吸血鬼に殺されたことで、吸血鬼全体を嫌っているんです。バトルものみたいな設定ですが、そこは少女漫画ということで、女の子が好きな世界観が盛りだくさんなんですよ。恋愛要素もありますし。

――全員女性による舞台ということですが、役どころは男装モデルのルウトさんにぴったりですよね。実際のルウトさんと錐生零は性格的に近かったり?

ルウト:錐生零は口が悪いので、そこは似ていてやりやすいかも(笑)。錐生零は「血薔薇の銃(ブラッディローズ)」という吸血鬼を倒すための武器を持っているんですが、それをバシバシ撃つのはスカッとしますね! でも性格的にはどうかなぁ。錐生零は何だかんだで色々なことができてしまうタイプで、優しいんですよ。自己犠牲の精神もあるし……それは私にはないですね(笑)。

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