Nexus Playerは3.8%のワイモバイルシェアを爆上げできるか

2015.2.27 17:3配信
Nexus Playerの特徴を説明するクリス・ヤーガ Google Play アジア太平洋地域統括副社長

ワイモバイルは2月26日、「Android TV」を搭載したGoogleのメディアプレイヤー「Nexus Player」を2月27日に発売すると発表した。併せてプレゼントキャンペーンなども発表。東京・六本木で開催したLaunch Partyの模様を紹介しながら、ワイモバイルの狙いを探る。

パーティーで最初に登壇したクリス・ヤーガ Google Play アジア太平洋地域統括副社長は「Nexus Player」について次のように語った。「Androidは世界で10億台以上の端末で稼働しており、毎日150万台以上増え続けている。さらに、昨年から時計などウェアラブル端末向けのAndroid Wear、車向けのAndroid Autoなどへと広がってきた。Android TVは家庭のなかにある最も大きな表示端末に対応する新たなプラットフォーム。Nexus Playerで簡単に利用できる。映画やゲーム、ネット動画、アプリなどをリモコン操作で簡単に楽しむことができる。リモコンのマイクを使って音声検索ができるのも大きな特徴だ」。

パーティー後半では「R1-ぐらんぷり2015」で優勝した、じゅんいちダビットソンが、持ちネタのサッカー日本代表・本田圭佑選手の扮装で登場。ワイモバイルの村上臣取締役と一緒に、格闘ゲーム「ソウルキャリバー」を体験し楽しさをアピールした。

●契約なし、縛りなしで単品購入できる

ワイモバイルのエリック・ガン・代表取締役兼CEOは「昨年8月に新しい携帯電話ブランド、ワイモバイルを立ち上げて半年。Androidスマートフォンのキャリア別年間新規販売台数でナンバーワンを達成した」と好調をアピール。今回の「Nexus Player」については「契約なし、2年縛りなしの単品で購入できる」と話した。税別価格は1万2800円。製造は台湾のASUSだ。全国のワイモバイルとソフトバンクの取扱店で2月27日に発売する。また、「Nexus Playerプレゼントキャンペーン」も実施。ワイモバイルの「Nexus 6」をMNPで購入し「スマホプランン」に加入すると無料でNexus Playerをプレゼントする。ソフトバンクの「AQUOS CRYSTAL」への機種変更でも対象になる。併せて、Google Playで使える2000円分のコードもプレゼントする。

●Nexus Playerは伸び悩むワイモバイルの起爆剤になるのか

ところで2014年、Googleの大ヒット商品と言えば「Google Chromecast」だ。税別4200円の小さなドングルをテレビのHDMI端子にとりつけるだけで、これまでスマートフォンやタブレットの小さな画面でしか観られなかったYouTubeのコンテンツなどを簡単に大型テレビで楽しめるのが受け、発売直後から爆発的な売り上げを記録した。これまでこのカテゴリーでトップシェアだったアップルの「Apple TV」を一瞬で抜き去り、発売したその月になんと75.1%のシェアを獲得。この1月現在でも64.9%と圧倒的なシェアを維持している。「Nexus Player」は、いわば「Google Chromecast」の上位モデル。しかも、音声検索もできるリモコンで、より簡単にテレビをスマート化するとあって、期待は大きい。

一方、2014年8月にイー・モバイルとウィルコムを統合しスタートしたワイモバイルだが、スマートフォンの販売台数シェアは、NTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンクの3社の激しい競争の陰で低迷している。2014年1月時点でイー・モバイルとウィルコムを合わせたスマートフォンの販売台数シェアは4.0%。8月のワイモバイルスタートの時点では5.3%あったシェアも、この1月には3.9%とジリ下げしている状況だ。スマートフォン「Nexus 5」「Nexus 6」を独占で販売するといった積極的な戦略をとりつつも苦戦が続いている。しかし、「Google Chromecast」の爆発力が期待できる「Nexus Player」を強力なキャンペーン商材として投下することで、ワイモバイルの現状を好転させるきっかけがつかめるかもしれない。(道越一郎)

いま人気の動画

     

人気記事ランキング